「情報」は財産。あなたは、どう使う?
「生活しているなかで得た役立つ情報や知識は、あなたの財産です。」
という文を目にした事があります。
とても納得したのですが、その後に続く文章にモヤっとしました。
「一流になりたければその有益な情報を誰にもシェアせず、自分だけのものにしなさい。」という一文です。
情報が財産であるならば、それを対価をもらわずに周りにシェアすることは、お金をみんなに配って歩いているのと同じだということです。
確かに、ただぼんやりと毎日を過ごしていたり、興味がないことに関してはなかなか有益な情報は入ってこないでしょう。何かを得るには、お金だったり時間だったりを対価として支払っているのも分かります。
ただ、そうやって自分だけのものにしておくという「心」は決して裕福ではない気がします。自分の価値観にもよりますが、私としては、いい情報はできるだけシェアしたいといつも思っています。自分が「これ、いい!」とウキウキした気持ちを一緒に分かち合えたら、そこに絆が生まれます。
そして絆が深まることで、今まで知り得なかったことが知れる場合だってあります。そういう繋がりや広がりのことを考えると、独り占めしておくなんて考えられません。むしろ、もったいない!
最近、iPhoneでQRコードを読み取るバーコードリーダーのアプリを使わなくても、通常のカメラで読み取れることを知りました。「すっごく便利!」と今更ながらに携帯の機能の素晴らしさに感動した私は、iPhoneユーザーの友達が二次元バーコードを読み取ろうとしている時に、すぐさまこの便利機能を教えました。友達ももちろん、こんなに簡単に読み取れるなんて知らず、目から鱗。
「いいこと聞けたわ〜。」と笑顔でお礼を言われて、こちらもとっても気持ちがいい。自分が持っている「なにか」で誰かが助かって感謝されるというのが何よりも嬉しく、他者の喜びこそが私の財産であるのを改めて感じました。
有益な情報を、価値に値するだけの対価をもらって他者へ提供するのも有効な活用方法です。でも、それだけに囚われずに誰か困っている人のお役にたつ情報は、惜しみなく提供して喜んでもらいたい。仕事でもプライベートでも、「惜しみなく与える人」でありたいと思います。
もしかしたら損するかもしれない、その気持ちを利用して付け込まれるかもしれない、なんて不安はありません。不思議と、私の周りは「惜しみなく与える人」がたくさんいるのです。自分と同じような人が自然と集まってお互いが足りない部分を補いながら、高め合っていく。そんな形を目指して行きたいです。
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