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「自分が悪い」ループに入ってしまったら

こんにちは。今日は「悪感情のループ」について。

自分「だけ」が悪い状況は少ないのだけれど

もし自分に否があるのでは、という流れになったとき、あなたはどういう行動をしますか?

早めに謝る、逆ギレするなど様々あるかと思いますが、そのなかで自分「だけ」が悪かったという思考になることはないでしょうか。

そもそも多くの問題が自分と相手と環境の組み合わせによって生じるものとするならば、10:0:0という状況はまぁ少ないです。

それでも自分だけが悪かった、とすることには問題の責任や文句を自分に引き受け、周囲への影響を減らせるというメリットがあります。

しかし、それを技術としてではなく心で繰り返しやってしまうと自分の中に「自分は悪い存在」というイメージが形成されるリスクがあります。

今回はもし「自分は悪い存在」と思ってしまったらどうするかをちょっと書いていこうかなと思います。

悪感情のループを断つ

「自分は悪い存在」という意識がつくと様々な悪影響が生じますが、中でも一番の害悪なものと思うのが、下方向への思考のループに陥ってしまう、いわばデバフの重ねがけです。

つまり、自分が悪いと思っているから成功しない、成功しないから自分は悪い。あるいは成功したとしてもそれは他人の功績であるから自分は悪いまま、といった具合ですね。

特に後者の状態に陥ってしまった悪感情のループは他人の直接介入ではなんともなりません。それで成功したとしても結局は「他人の功績」なわけですから。

結論としては、なんとかして自分一人で解決する経験を積むしかないでしょう。もちろん、そのための環境整備……一人で何かを実行するために必要な道具を揃える、一人でやったことを認めるなどは他人にもできます。

悪感情のループに戻らない

しかし、もし悪感情のループから抜け出す事ができても、なにかのきっかけでそれが再燃することは十分にありえます。

とはいえ、再燃を防止する対策ができないわけではありません。具体的には「自分が悪い」になる前に問題にケリが付けばいいと私は思います。

例えば、自分で解決できないタスクを持ちすぎない、「自分が悪い」状態の兆候を検知したらすぐに近くの人に相談できるようにしておく、そしてループにもし入ってしまったときでも最低限の義務は果たせるようにすることなど、でしょうか。

これらは月並みな回答になるかと思いますが、月並みってことは世間でよく使われている方法とも言えるわけです。

ループ中にボヤを消しても

個人的には悪感情のループから抜けるフェーズと、ループに戻らないフェーズでは少し意識を変える必要があるのかな、と思います。

例えば「解決できないタスクを持ちすぎない」という一言アドバイスであっても、「キャパオーバー・納期破りになる前に対応できた」と、その上で「悪感情の予兆をうまく処理できた」とでは意味合いが違ってくると思います。

前者は現在の自分の達成感で、気分が高揚するかもしれませんが、後者は巡航状態を維持できている、という落ち着いた達成感になります。

悪感情ループ中・マイナスの状態で落ち着いたプラスの達成感を得る・感じることは難しく、逆に巡航中に過度な高揚感を感じようとすることも落ち着きのブレ要因になってしまうと私は考えます。

悪感情ループから安定した心持ちを目標にするにしても、経るべき意識の段階はある、ということです。私も含め、焦らず参りましょう。

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