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今日の買物#1 IKEAはやっぱり楽しい!

ひさしぶりにIKEAに行きました。
1年ぶりくらいでしょうか、IKEAに行きました。
今回ははっきりした買物の目的もなく行ってみました。
そして、ひさしぶりのIKEAはやっぱり楽しかった。

IKEA港北店に行ったのですが、
高速を降りたあたりからお店が見えてきます。
なんの特徴もない高速ICの風景の中に、
巨大な青い壁にでっかく“IKEA”という黄色い文字が
書かれた建物が現れます。

この時点で、
“ああ?IKEAだ!”、
“やっぱり目立つ建物だな”
と軽い興奮がやってきます。

そこにはいつも通りの買物アトラクションがあった。
駐車場にクルマを止めて入店します。一階から二階にエスカレーターであがります。IKEAの買物は、二階から始まるのです。二階にあがると、山積IKEAのちっちゃい袋が売られています。

“99円!安い!”
“赤いの、白いの、色のバリエーションが増えている”

以前に、家族全員がIKEAブルー(って言うのかな?)のモノを買ったのですが、色のバリエーションが増えていて、もう一個買っちゃおうかなと思います。99円だし、買っちゃえ、買っちゃえ。

IKEAには、入り口から出口までの導線があります。
導線を矢印に沿って巡り歩くのがIKEAの買物作法。
決して、ショートカットしてはいけません。
楽しみが半減します。モノとの出会いも半減します。

矢印に沿って歩くと、おなじみの“この一部屋で、48,000円”と表示があります。ライフスタイルで統一した部屋のディスプレイです。そこにある家具全部で48,000円という表示です。丸ごと48,000円では買わないですが、暮らしのイメージが膨らんで、ついつい全部見てしまいます。

続けて歩いていくと、小学生くらいの子供を連れた家族がいっぱいいました。そのコーナーは、学習机を取り揃えた売り場です。

“3月下旬、そおかあ、新入学の準備で家族連れできているんだね”

真剣に選んでいるお父さん、お母さんのわきで、子供たちがぴょんぴょん飛び跳ねていて楽しそうです。


さらに歩くと、ぬいぐるみが山盛りの売り場が登場。サル、イヌ、サメ、カメ、クマ、シロクマ、そしてヘビやタコまで。ヘビやタコのぬいぐるみって、日本の感覚とはちょっと違うけど、面白い!この売り場以降、ぬいぐるみを抱えた子供たちが売り場に多くなってきます。


そしてついに2階の終点、レストランコーナーに。ここに来るまで1時間弱。ちょうどお昼時だし、食べていこう。実は、IKEAはレストランメニューも、お楽しみのひとつなのです。抹茶のスイーツキャンペーン中のPOPが目に飛びこんできます。当然、キャンペーン乗ります。抹茶のティラミスをトレーに乗せます。メインは、名物のミートボール。リンゴンベリーソース付き。

“リンゴベリー?”
“ちがうよ、リンゴンベリーだよ”
“ミートボールに、ジャムつけるって、気持ち悪くない?”
“まあまあ、それがIKEAだから、スウェーデンでは当たり前なんだよ”

といつもお決まりの会話を、吉本新喜劇のように繰り返す。
これもまた楽しみ。

食事を済ませて、さて1階へ。
1階は、生活雑貨などの細かいモノがあふれるように待っています。
それを見て回って会計を済ませたら、50円のソフトクリームを食べてIKEAツアー終了です。

「購買」は楽しくないけど、「買物」は楽しい。
マーケティングの世界では「購買」と「買物」をほぼ同義で使っているけれど、実は大きく違うものだと思います。

“購買を楽しみましょう!”と言われて違和感があるけれど、
“買物を楽しみましょう!”と言われると腑に落ちる。

何が違うのか、ここでは深く追求はしませんが、「買物」の方に気持ちが動くのは確かだと思います。IKEAの買物アトラクションで「買物を楽しんだ」帰り道、そんなことを考えました。

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