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欲を見つめる

欲を知りたい。

自分にどういう欲があるのか、自分はどういうときにがんばるのか、よろこぶのか、知りたい。

欲を知るとむやみに孤独を感じたりしないんじゃないかな?とも思う。足りていないものがわかれば、対応ができるかもしれない。

認知的欲求

他者を知りたい

私は基本的に、他者や属する集団のことを知りたいと感じている。
他のひとのことを理解したい。外のことを理解したい
できることならば共感したい

こういうふうになるのは、私のストレングスファインダーTOP5に「学習欲」「個別化」「共感性」があるからなのかもしれない。

他人を知りたい(学習欲)、その動機は理解して共感したいからで(共感性)、他人も自分もひとりひとり異なった存在すぎるので類型化しての理解は納得感がないから人と出会うたびに一から理解を始めたくなってしまう(個別化)、みたいな感じ。

他者を理解 “できる” のは幻なんだよ‥とかはマジでそう思っているけど、完全に理解し切るとかは当然無理でも、一部分でも「共感」や「好意」を感じたいのだと思う。

共感は主に相手の感情や価値観に対して持つ。
好意は相手の在り方とか行動に対して持つような気がする。

共感がほぼなくともすごく好きというのはめちゃくちゃよくあるし(というか多いよね)、共感するのはその時の空気?感覚の化学反応みたいなやつがめちゃくちゃ心地が良くてうれしくなる。たぶんどちらかを探し求めて理解しようとするんだろう。


自己を知りたい

自己を知りたい動機は3つある。

ひとつめはシンプルで、快適に生きるため。
自分という、私が “搭乗する機体” の特徴をよく知っていたほうが操縦しやすいよね、人生って旅がいいフライトになるよね、という感じ。

ふたつめは、意外に貢献欲求だったりする。
実は、自分という偶然生まれた機会を使って社会(他者)によき時間を生み出したいなという欲があるのです‥。

承認というより、「役に立ちたい!!!!!」みたいな必死感があり、クリアのハードルが高めである。

さらに一度叶えればいいのではなくて、私が呼吸をしている限り叶えていきたい。

役に立っていたいなという欲は、もしかすると私のメンタルモデルから来てるのかもな?とも捉えている。

メンタルモデルとは『誰もが無自覚に持っている「自分は/世界はこういうものだ」という人生全般の行動の起点になっている信念・思い込み』のことで(ザ・メンタルモデルより)、簡易的には4つに分類される。

価値なしモデル、愛なしモデル、欠陥欠損モデル、ひとりぼっちモデルだ。

私は、「私って価値がない」っていう思い込みが心の痛みの原因になる『価値なしモデル』なので、役に立たないとかがすごく苦しい。

愛なしモデルの友人は、「どうせ自分は誰からも愛されない」と嘆いていたけど私はそんなこと感じたことがないし(誰かは愛してくれっぺ!と思ってる)、欠陥欠損モデルの友人は「自分はどうであっても欠陥品」みたいな言い方をしていたし、ひとりぼっちモデルの友人は「どうせ俺は最後には見捨てられてひとりだ」と言っていたのを見るに、人はみんなそれぞれの痛みやそれぞれの地獄を抱えて生きてるんだなぁと思う。

ただ、ここ貢献欲求に関しては、もしかすると存在しているだけで何かしらかにはポジティブな何らかを渡せているのかもしれないなとも思い始めているので、めちゃくちゃ「価値出さなきゃしぬ!!!!!」みたいなほどの苛烈さは減った気がする。

こう思えたのは、コテンラジオと積乱雲(下のpost最高)のおかげである。
歴史と自然に感謝している。


そして「自己を知りたい」動機のみっつめは、「自分という、今ここに立ち現れている現象の理解」欲求。
これはなんて名前をつけたらいいのかな。これも理解欲とかなのかな。

なんで自分は今こう感じたのか?なんで自分は今こう反応したのか?を、自然現象を観察するように知りたい。探求したい。
たまに「こういうシチュエーションに自分を置いたらどういう反応が起きるんだろう?」とか思うこともある、たまにだけど。


審美欲

これはもうめっちゃシンプルに美しいもの見てたい!聴いてたい!触れていたい!みたいなやつ。

とりあえず「好き」。

視覚

美しい対象を視覚に入れていたい。
シンプルな美しさがいい、色数は少ないのがいい。

シンプルな命っぽい曲線に惹かれる。
犬のお腹のまるみなんて世界の至宝だと思う。
鳥のお腹や羽もすごい。
蛇が動く様子もめちゃくちゃに美しいなと思う。

造形物だとシンプルな直線か、それにほんの少しの曲線が組み合わさっているものが好き。

色は淡いベージュと白が好き。やわらかい朝の色が好き。

聴覚

「か行」の言葉が好き。語尾に「さ行」がつくとなおのことよい。
母音は「あ」と「う」と「お」が好きみたい。
「感覚」とか発音するのも聴くのも耳がうれしい。

息で音を出すときの、息多めな声が好き。(宇多田ヒカルとか手嶌葵とか)

触覚

「別珍」みたいなすりすりした生地が好き。
やわらかくてあたたかくて、存在そのものが安心っていう概念を具現化したみたいな感じがするやつ。

つるりとしたタイルも好き。
ひやりとしたガラス製品も好き。

・・・🕊・・・

もしかして審美欲は、「好き」にフォーカスするより「譲れないほど許せないもの」とかにフォーカスしたほうが自分の欲の輪郭と向き合えるのかもしれない。ココ・シャネルの「シャネルレングス」とかスティーブ・ジョブズの「美しくないものは我慢できない」とか‥‥ 譲れない・許せないもの系は、またこんど向き合おう‥‥

・・・🕊・・・

そういえば、けんすうさんの「欲に点数をつける」のを思い出した。
数値化すると優先順位とかコントロールできない強さもわかるかもしれないし、カテゴリーみたいなものがわかるのもうれしい。

今度やってみよう。

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