見出し画像

みんなでつくった放送

今年のGW、voicyをスタートして3か月半のわたしは、放送スケジュールをどうするべきか迷っていた。

フォローしているトップパーソナリティの方が、「毎年GWは視聴数が落ちるので今年は休んでみます」と話しているのを聴いて、「そうなんだ、じゃあわたしも適当に休みを入れようかな」と当初は考えた。

しかし、遠出もせず、いつもどおり仕事や家事をこなす毎日で、無理しないと配信できないという状況でもなかったのと、voicyから提案されたトークテーマがいずれも個人的に取り組みやすいものだったこともあり、「みんなが休むなら、逆に休まないでやるっていうのもアリかも」と思い直した。

そんななかで配信した、今後も思い出深い1本となりそうなのが、「私の神回」というテーマに合わせての放送だった。


これは、連休でいつもより時間があり、しかも新規の放送が減る(パーソナリティが配信を減らしたり休んだりする)機会に、過去放送で人気のあるものを聴いてみよう、というナイスな企画。わたしももちろん参加したい!と思ったけれど、単に再生回数やいいね!の数で上位にランキングしている放送を紹介するのではなく、なんかもっとこう、おもしろいことができないかな、と考えた。

そこで、リスナーさんに呼びかけ、「私にとってこの放送が神回でした」というコメントを大募集した。期限は3日間。放送前日のお昼を締め切りにして、それまでにいただいたコメントはすべて音声で紹介しつつわたしの感想を添える通称「コメント返し」をします、と公約した。

果たして、当日昼までに集まったコメントは25件。締め切り後にも数件届き、最終的には約30人の方が「私にとっての神回」についてのコメントを送ってくれた。GW中にもかかわらず! この事実だけでも胸アツなのだが、コメント1通1通がイキイキとしていて、読みながら感動しどおしだった。

他のパーソナリティさんはどうかわからないのだけど、わたしの放送は、全編コメント返しの回の再生数が、ひとり語りの回と比べても多い、つまり人気が高い。わたし自身、コメント返しでないと引き出されない言葉とかテンションというものがあって、届いたコメントを読みあげ、それに対しての返事を添えていると、大勢でわいわいおしゃべりしているような楽しい気分になる。きっとその雰囲気に惹かれて、リピートまでして聴いてしまう、という人もいるんじゃないかなと思う。

神回企画で票を集めた放送の一つである、「わたしの習慣化のテクニック」でも語った話として、わたしは何かを習慣化したいとき、「まずは2週間、毎日やること」「その間は楽しさを求めず、仕事として取り組むこと」をルールにしている。


この放送はまだスタートから6回目、つまり6日目だったが、その後も平日は毎日、しばらくは週末も休まず、その後は日曜だけ休む、というペースで3か月やってきた。
100回放送を一つの節目として、今は土日は配信を休む、というペースを試していて、すると週明けの月曜日の放送は、自然に「ただいま」という気分になる。以前はブログに対してこうした感覚をもっていたけれど、音声配信はより受け手との距離が近く、一緒に放送をつくってくれている仲間がいる感じがする。

わたしの場合、初回から100回までがvoicy第1章だったかもしれない。
リスナーさんからのコメントでつくりあげた、101回目放送の「私の神回」は、その集大成ともいえるもので、第2章に入った今、この「場所」がどんな世界をつくりあげていくのか、楽しみで仕方ない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?