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大人になるということ(POOLO6期:卒業制作)

1週間おきに日本とインドを行き来していたら、危うく大事な気持ちの整理と振り返りを忘れちゃうところやった。コミュマネの皆さん、リマインドありがとうございます。


POOLOに入った理由。きっかけは5期の友達に勧められたから。そして、新卒1年目にはあまりにも財布が痛む額を払ってでもPOOLOに入っちゃったのは、「大人」に出会いたかったから。

私に選択肢を見せてくれる大人に、出会いたかった。



両親には、受験も就活も一度だって相談しなかった。自分と同じことを経験していない人に相談するというのは、私にとっては非合理だと感じた。

大学の友達は、私より年下の子ばかりだった。先のことなんてわからない。前を走っている人の姿は、靄がかかって見えなかった。


新卒で会社員を選んだ私には、この先の身近な選択肢は会社員、だけだった。だけど、旅人気質の人がいかに自由に羽を操って未来を動かせるか、私は知っている。きっとPOOLOに入る人たちなら、私より年上で、私より人生経験が豊富で、私より世界の見え方が広いのだと思っていた。




もしかしたら、私もそんな風に見られていたのかもしれない。


宮古島の古民家で明かした夜。

愛媛でAirbnbのテーブルを囲んだ夜。

東京のスナックで、3人のママたちと時を忘れて語った夜。



私は「大人」という生き物を高尚に捉えすぎていたのかもしれない。

同じ時間を過ごしてくれたみんなは、私より長く生きていて、それでいて人生という荒波にもがいていた。仕事のこと、心の状態のこと、病気のこと。家族との関係性のこと。恋愛のこと。この先の生き方のこと。



私がPOOLOの皆から得た財産のひとつは、「悩んでいてもいい」と思えたこと。



必ずしも家族は仲良しでなくていい。

恋人はいてもいなくても、人を好きになってもならなくてもいい。

病気のことは、話したければ話せばいい。話したくないなら、話さなくていい。

仕事はいつも楽しくなくていい。

お金はたくさん稼いでも、そんなに稼がなくてもいい。


「ポジティブでいなきゃだめ」とか、「いつでも前向きにいなさい」とか、同世代の間で聞き飽きた言葉を、POOLOでなら忘れられた。人間ってそんなもんじゃない? その無理矢理押し込めた気持ちが膿んでいくなら、受け止めてしまった方がいいんじゃない?って。



旅は好きだし、旅仲間が欲しかったのも本当。

だけど、本当に求めていたのは、弱った自分をさらけ出せる場所。笑われず、馬鹿にされず、肯定を得られる場所。



中盤にあまり活動できなかったのは、今でも悔しい。その分、今後のお楽しみだと思うことにしてる。

日本に帰ったら、まずは西日本ひとり旅!そこですでに会うと決めている人が2人。さらにリアル1on1しようと話している人たちも。


顔を出せば温かく迎えてくれたPOOLO6期のみんな、コミュマネさんたち、ありがとう。

この先もみんなと、旅先でちょっと大人な悩みをシェアしながら歩んでいけたらいいな。



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