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「気取るな」「笑いを取れ」はしんどいねん。

23歳の頃、某テーマパークに行った時、絶叫マシンばかり乗りました。
私は絶叫マシンが大の苦手。
無理を続けた結果、生まれて初めて過呼吸を起こして、自分の身体に何が起こったかわからずめちゃくちゃパニックを起こしたので病院送りになりました。

帰宅後、親に言われた言葉が忘れられません!
「友達に合わせて、苦手なくせに身体壊してまで無理をするな」ではないんです💦
「めちゃくちゃ渋ったのに、結局乗せられた…」と言うと、

「アホか!絶叫マシン断ったら、芸人やったら仕事なくなるで!」

と言われました。

わ、私は体張るタイプの芸人さんじゃないよ…((((;゚Д゚)))))))
一般人の私、そこまで無理せなアカン?

私は子どもの頃や学生の頃、大人びた外見で口数も少なかったので、黙っていると「気取ってる」と言われがちでした。

「気取ってる」と思われたくなくて、無理をして馬鹿なことをして笑いを取りに行くようになりました。(すな!)

そうやっていると、周りにも「無理をしてでも笑いを取りたい人」と思われるし、自分も「私は気取っていて感じが悪いから、無理をしないと存在価値がない」と思ってしまうし、ものすごーくしんどかったです。

病院送りになって、無理をするのはやめようとしても、「芸人やったら仕事なくなる」と言われてしまい、「私はNOを言う権利はないんやな😢」と思い込むようになりました。

でも、年々状況は良くなりました。

ふと気づきました。
黙っていても「気取ってる」ではなく「落ち着きがある」という評価に変わる年頃になりました。
人に無理を強いる笑いを誰も求めなくなってきました。

私も皆も無理をしない。
穏やかに過ごそう。
そんな感じになって、すごく生きやすくなりました。

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