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雨季のラジャスタンで体力の衰えを感じた話


去年はあんなに良い天気だったのに。。。
8月インド、ラジャスタンは雨季真っただ中でした。

デリーの空港では迎えの車には出会えないようになっているらしい。

去年は某旅行サイトからホテルまでタクシーを予約するも、飛行機の時間を間違えて、キャンセルされていて、空港で急遽WhatsAppのアプリを入れて、ホテルに電話をして迎えに来てもらう。。。なんて事があったのだけど。。。
8月7日(水)今年は、デリーの友人にNeemurana Fort Palaceまでの車をお願いしていた。
今年は娘夫婦も同行するので、スーツケースの数も考慮して、大きな車を用意してくれているはず。が、そもそも迎えに来てくれているはずの人に会えない。そこで風貌が分かるように写メを送ってもらうと、彼はすぐ近くにいた!日本の某旅行会社の名前を書いたボードを持って。。。
私たち明らかに日本人的な風貌だと思うんだけどな~見つけて‼(笑)
ま、会えたから良しとして、今度は何故かドライバーの居場所がわからない。聞けば、彼はひと月前にガイドの仕事の見習いを始めたところらしい。
う~ん、向いてないかもしれないよ。この仕事。。。でも、頑張れ‼
しかし、湿度の高い中、スーツケースを転がし、広いパーキングとターミナルを往復するのは意外と体力を消耗するものだ。

進化を続けるニムラナフォートパレスと衰えを隠せない己の体力

 今回のインドもジャイプールを目的地にしていたが、ジャイプールに行く前に、去年に引き続き今年もニムラナフォートパレスに宿泊することにした。去年もデリーから車で移動したが、去年は2時間くらいで着く事ができたので、途中の宿泊地としては中々都合が良い。
決してお安いとは言えないが、決して高いとも言えない、そんな非ホテル、ニムラナフォートパレスである。
そもそもここを紹介してくれたジャイプールの友人の義父さんは、一泊すれば十分だ!なんて言っていたのだが、一泊しただけではパレス内を十分に愉しむことは不可能だ。今回は2泊したのだが2泊では堪能しきれなかった。
昨年はスパのメニューになかったアーユルベーダが加わっていたし、ハイティーのサービスも加わっていた。ま、どちらも堪能する時間はなかったのだが。
 さて、今回の私たちの部屋はウィングⅣのレベル8、つまり8階の部屋だ。去年と違うウィングに泊まりたかったのでウィングⅠ以外の部屋にしてね!とリクエストを送っていた。デリーで時間を取られたこともあり、宿に着いたら日付が変わっていて、かなりお疲れではあったのだが・・・部屋に着いたら息が上がっていた。実はもうひと部屋はレベル9。中庭を挟んですぐ向かいの部屋ではあるが、すぐ向かいの階段を上ったところの部屋なのだ。バルコニーが3つある素敵な部屋なのだが、娘たちに譲った。もうこれ以上階段を上がりたくない。。。なんて事だ(泣)

 そう、ここニムラナフォートパレスでは基本エレベーターなんてものはない。基本・・・(実は2基あり、1基はこの後レストランに行くたびに使うことになるのだが、1フロア上下してくれるだけだ。)
重いドレスを身に纏った奥方様が車で登れるようにスロープになっているところもあるが、狭い階段も多い。15世紀の要塞を修復して宿泊できるようにしているここは、非ホテルのホテルだと謳っているように、一般のホテルのように誰にでも優しい創りにはなっていない。それでもどうしてもと言う人向けにはもう1基のエレベーターで下から行く事のできる部屋があるらしいが、結婚式などのレセプションに参加するご老人のための物だろう。(勝手な想像)
そんな私も充分に老人になっている自分の足腰に気づいたわけだが、あとまだ何年かはここに泊まりに来るぞ!足腰鍛えなければ!なんてね。
ただ、年々お値段が上がっていきそうなので、せいぜい円にも私の足腰同様頑張ってもらいたいものだ。
 去年はここに5泊していたが、週末以外はレストランで朝食をとる人も少なかった。今年は平日でもそこそこ人が多かった。しかし、今回は日本人は我々だけだったね。去年も2家族に会ったが2家族ともインド在住の家族で、日本から来たのだと言ったら驚かれた。
そして、今年は去年の部屋係のプラディープさんが、私を覚えていてくれていたのが嬉しかったわ。外から帰るといちいちなんちゃってセキュリティーチェックがあるのだけど、彼のおかげで顔パスさせてもらった。大したことではないのだけどこちらの気持ちをくすぐるよね。ここ、ランチの予約をしている人と、宿泊者以外は中に入れない仕組みになっている。最新のセキュリティーシステムが元要塞の部屋にあるわけもないので、宿泊者にはとても安心なシステムだと思う。

まだまだ日本からの客は少ないのかもしれない。でもここニムラナには多くの日本の企業が工場を構えている。いつか多くの日本人が訪れるようにもなるのかもしれない。
是非、日本的な快適さをここに求めないで欲しいな~なんて思うし、非ホテルを貫いてほしいと切に願う。


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