仕事が楽しい、という報告
こんにちは。なおきです。
今の仕事はひたすら豚肩ロースを焼いて、タレにつけて、ご飯の上に乗せての繰り返しです。豚丼を作っています。レストランでのバイトなのですが、ビュッフェの豚丼コーナーでお客さんの前でただひたすら笑顔で豚丼を作り続けます。
豚を焼くのはかなり難しい。焼き過ぎたら硬くなるし、生焼けでの提供は許されません。タレの量も加減しつつ、タレをいかに焦がして風味をつけるかがポイントになってきます。この作業を笑顔でこなし続け、迫り来る社員のプレッシャーにも耐えなければいけません。
以前の僕なら、すぐに心が折れていたでしょう。メンタルが豆腐より柔らかいために、社員さんが試食して美味しくないとでも言われようものなら、その日1日心の中は冬の北陸のような曇り空です。口角はピクリとも動かず、能面のような笑顔で閉店を待つだけです。
しかし、今の僕はなんだか調子が良い。何を言われようとも、お客さんに美味しい豚丼を出すための糧にできている。目的は1つ。美味しい豚丼。社員さんの厳しい目も、美味しい豚丼のためにあるということがはっきり納得できているような、そんな感覚です。
要するに、今の僕は、仕事を楽しめています。これはものすごい進歩。
愚痴と妬み嫉みにまみれていた航海士時代。自分の無力感に悩まされた前職。
それらを乗り越え、旅と瞑想を経て、遂に豚丼を楽しく作れるようになったのです。
この楽しさの根源は何なのか、また考えてみたいと思います。
取り急ぎ、ご報告まで。
なおき
読んでくださって、本当にありがとうございました。