リアルの住人、ネットの住人

ふと気づいたら、ここ最近はすっかりリアルの住人だなあと。

わたしはもともと、リアルな人付き合いとかそういうのがあまり得意じゃなくて、喋るのが苦手だから文字を書きたいっていうタイプだから、インターネットは大好きなの。

でも、最近はインターネットとはちょっと距離を置いてる感じ。別に嫌いになったわけじゃないんだけど……なんだろうね、ちょっと疎遠?

疎遠とも違うか、リアルの方が大事なんだね、うん。

リアルといっても、自分とごく近いところだけ。家族や、近い親戚や、仲良しの友達とか。相変わらず広く浅い人付き合いは苦手だから、そんなに親しくない人とはあまり近づかないようにしてる。

けど、ちょっと前まではすっかりインターネットの住人と化していたんだよね。ネトゲにハマっていた頃が一番ひどくて、一日中「早くゲームの世界に帰りたい」って考えた。

リアルはしんどかったんだ。会社の人間関係、夫との関係、育児、何をとってもしんどくて、救いなんかどこにもないようだった。そんなわたしに抜け道を与えてくれたのが、ネトゲだったんだよね。

わたしではないわたしになれる場所。今思えば、ほんの1年足らずだったし、あの世界でもそれなりに大変なことやしんどいことはあったけれど、それでもあの時あそこがあって良かったんだろうな、と思う。

あんなに抜け出せなかった世界からすーっと興味が消えたのは、リアルで他の道を見つけたから。そのまま今も、リアルの道の途中にいます。

インターネットは今でも好きだけど、住む世界ではないのかな、と感じてる。いっときの逃げ道にするのは否定しないけれど、あのままずっと住み続けていたら、やっぱりダメだったと思うなあ。

だってあのときはあのときで楽しかったけど、やっぱり今のほうがいいもんね。

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