スキと出会う散歩。
午後から雨予報。どんよりしたくもり空。それでも風に当たりたくて外に出かけてみた。
デパートが開店するにはまだ少し早い時間帯。いつもため息まじりに眺めるお花屋さんも準備中だった。
床一面には透明な花瓶に入れられた色とりどりのスイートピー。いつもはすでにセットされたディスプレイを見てるから、準備段階を垣間見れるのがすごく新鮮。
こうしてお水を変えたり、仕入れたお花によって毎日の見せ方やテーマなんかを決めてるのかな?
もちろん仕事モードとなれば、うっとりするまえに手を動かす必要がある。だから、スタッフのお二人は黙々と作業してる。
そのキビキビした動きに、習慣づけられた凛とした佇まいを感じる。
わたしはそんな人がスキだ。
そして、そんな人に弱い。
実は昨日も違う花屋さんを通り過ぎたのだけど、ブーケを作ってたスタッフさんの顔のしかめつらが気になった。
思わずハッと手元を注視せずにはいられないほどの美しいブーケにそぐわない雰囲気だったから、余計にジーっと眺めてしまったわたし(笑)。
集中してる姿、真剣に何かと対峙してるときの顔って、結構コワイ。
考えごとをしてる時にふとショーウィンドウに映った自分の真顔もなかなかですから(笑)。
美しいものにいつも触れてるからって、いつもニコニコしていられるわけではない。
かといって、笑ってないからといって楽しんでないわけでもない。
それぞれの「まっすぐさ」も言い換えれば「無骨さ」ともいえるのかも。もしくは「真剣さ」とか。「向き合い上手」とか。
表情ひとつとっても、さまざまな読み取り、受け取り方がある。物事の多面的な見方に触れるのもスキだな。
さっきの花屋さん、どんな風にディスプレイしたのだろう?帰りがけに覗かせてもらおう。
公園にて。かじかむ手で綴るnote。
立ち止まってるわたしにワンちゃんが忍び寄る。
進路をジャマしてごめんごめん。
知らない飼い主さんと交わす笑顔も嬉しい。
寒い寒い朝です。