見出し画像

中小企業診断士試験(1次・2次)の科目ごとの特徴のおさらい

中小企業診断士試験は1次試験は2日間(それも朝10時から夕方16時まで)かけて7科目、2次試験は1日で80分×4科目の小論文試験という、大変長丁場な試験です。

試験対策もそれに比例して、試験合格に必要な勉強時間はおよそ1,000時間〜1,500時間と言われております。

そのため、初めて受験した時は、とりあえず覚えることに必死で、なかなか全体像を掴めなかったという方もいらっしゃると思います。

今一度、試験で出題される科目ごとの特徴と対策方針について確認し、勉強方針について戦略的に検討してみたいという方にはオススメの内容ですので、よろしければ是非お読みになってみてください。

スライド10

1次試験のおさらい

1次試験は7科目・2日間で行われますが、科目ごとの特徴をおさえると「どの時期に、どの科目を、どのように勉強するべきか」という戦略を立てることができます。

1日目の4科目は、理論・テーマが安定した基礎的科目
①経済、②財務・会計、③企業経営論、④運営管理
 → 毎年の出題テーマに大きな変化はないので、序盤(1月〜5月)に時間をかけて基礎をおさえることが得点につながる。

2日目の3科目は、毎年内容が更新される更新科目
⑤経営法務、⑥経営情報理論、⑦中小企業経営・施策
 → 毎年内容が更新されるので、試験直前の1〜2ヶ月での短期間での暗記が必要。

*****

2次試験のおさらい

2次試験は、1次試験で学んだ知識を応用して、事例企業に対する経営診断・助言を行うことがテーマとなっています。
経営診断・助言を行うための基本的なフレームは以下の3つの流れとなります。

1)企業の内部・外部の経営状況について分析する。
2)分析内容を元に、企業のあるべき方向性(ToBe像)を提言する。
3)あるべき方向性に向かうための具体的施策を提案する。

上記のフレームを80分の試験時間で実践するための手法は「解答プロセス」と呼ばれ、多くの受験生が取り組んでいる内容です。
(解答プロセスの詳細について、別記事でまとめたいと思います。)

また、2次試験の事例①〜③と事例④とで大きく異なることに違いがあります。
(また、事例①〜③についても、それぞれ異なる試験テーマがあります。
 これについては別記事で詳細にまとめたいと思います。)

事例①〜③は、「事例企業と出題者の意図を正しく把握」して、「設問に問われたことに素直に答えること」が重要となります。

事例④は、「財務会計データ」と「事例企業の与件に書かれた経営的事情」を結びつけて照らし合わせて、診断・提案を行うことがテーマです。

まとめ

1次試験の1日目科目(①経済、②財務・会計、③企業経営論、④運営管理)は、基礎テキストでじっくり勉強しましょう。

1次試験の2日目科目(⑤経営法務、⑥経営情報理論、⑦中小企業経営・施策)は、最新の練習問題テキストで暗記に取り組みましょう。

2次試験対策は、解答プロセスを磨きましょう。

今回は全体概要についてまとめてみました。

とくに、2次試験の解答プロセス、各事例ごとの特徴については別記事で詳細について紹介したいと思います。

ではでは。

よろしければサポートお願いいたします(´・ω・)(´_ _)ペコリ。 これからも、頑張る中小企業診断士受験生の方を応援する励みにさせていただきます。