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BTS ARMYのファンダムは"未来のエンターテイメント"

この記事は、Fast Companyの「2022年の最も革新的な企業」の一部をご紹介しています。

「BTSやジャスティン・ビーバーなどが所属する巨大企業HYBEは、(アメコミの)マーベル風ユニバースを作るという大きな計画を立てている。

BTSの7人のメンバーの才能は、グループの成功の基盤である。しかし、エンジンとなるのは韓国の強力なメディア複合企業であるHYBEだ。HYBEは、様々なコンテンツをリリースしてリスナーにアプローチし、国内外でBTSのファン層を開拓する方法を常に見いだしている。

"音楽ビジネスの未来は、歌やレコーディングだけではありません"とミディア・リサーチ社のマーク・マリガン氏は述べる。"Weverseのような技術を見ると、それは革命的。しかし、彼らは単にデジタルにとらわれない基本原理を取り入れただけなのです。それはファンダムを育てるという考えです"。

2021年に10.2億ドルの収益を記録したHYBEは、新しいテクノロジーとコンテンツ配信の形式を追求しながら、21世紀のエンターテインメント企業の雛形を作り上げようとしている。すべては、"アーティストとファンとのタッチポイントを多様化し、親密性をさらに高めるための努力"だと、HYBEのCEOであるパク氏は言う。アーティストとファンの間に "誠実なつながり"を作り、その力を増幅させることは、"単純なことのように思えるかもしれませんが、最も基本的で強力な原則なのです"。

韓国のポップカルチャーのグローバル化を研究しているサイモン・フレーザー大学のダル・ヨンジン氏は、HYBEがファンダムを新しいレベルに押し上げたと説明する。"韓国は大衆文化とデジタル技術の両方を発展させてきた国であり、K-POP界は特にソーシャルメディア(SNS)に精通しています"。しかし、HYBEは"ファン活動を自分たちのプラットフォームにした(移した)"と指摘する。

また、技術企業KisweのCEOであるマイク・シャベル氏は、"彼らは、意味のある本物の対話を通じて、ファンをスーパーファンに変える方法を知っています。パンデミックによってコンサートが中止されると、HYBEはすぐにライブ配信を取り入れ、何百万人もの有料ファンのために洗練された祭典を作り上げました"。

"ファン、アーティスト、音楽のつながりを多様化し、豊かにしていきたい"とHYBEのCEOパク氏は言う。"重要なのは、HYBEがプラットフォーム構築の多くを社内で行っていること。具体的な内容は伏せますが、HYBEは、外から見える以上に、技術部門に多くの投資と努力を注いでいます"。」

以下記事より一部抜粋し、和訳しました。

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