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「円高は悪」という常識を疑え

 今は現地生産が行き渡り、円高=輸出が厳しくなるというのは正しくない。

 エネルギー輸入、日本国外旅行・生活の物価高など円安のデメリットの方が大きい。アメリカに住んで生活費がどんどん上がっているのを実感する。

 1ドル360円時代にニューヨークに住んでいた人からの話を聞くにつけ、日系企業に勤務する限り、あと10年もすると当時と同じ生活水準になってしまうような気がする。

 80-90円程度の為替相場が望ましいと思う。

急速に円高が進んだのは、90年代中ごろまでだ。その後も円高水準で推移したものの2011年10月が円高のピークとなっている。

11年の貿易収支は東日本大震災の影響もあって約30年ぶりに赤字を計上し、その後はかつてのように恒常的に巨額の貿易黒字を計上することもなくなった。

「円高は悪」という常識を疑え

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