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うるしの日:11/13のコラム

平安時代に文徳天皇の第一皇子・惟喬親王が京都の法輪寺に参詣した時に「うるしの製法」や「漆器の製法」を虚空蔵菩薩から伝授されたという伝説から、その満願の日である11月13日を「うるしの日」に制定した。

うるしは、自生しているものを採取するのかと思っていたが、栽培しているのをテレビで見た。樹液を採取し終えると、伐採して新芽が出るようにし、また栽培していくのだそう。

漆器として使われるが、漆器を使うことは普段の生活では少なくなっているように思う。本漆は、食洗機で洗えなかったり、扱いが難しいように思われているのも、敬遠する要因かと思われる。でも一番は、高価なことだろう。

だけど、この高価なところがポイントで、なぜ高価になるかというと、人の手が加わっているからだ。人の手が加わっていないものは、安価にできる。人の手が加われば加わるほど、味わいのあるものになると思う。でも、何事にも予算というものがあるので、人によって、どこに予算をかけるかの割合が異なるから仕方がない。

毎日使う器に、予算を多めにしたいと思うことが増えてきたかも。

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