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Oリングその後

 私は凝り性であるので、極める、と自分で決めたことはそれなりに修行を積む。と言ってもOリングの修行は「無になって心を澄ませ、上の世界とつながる、ということを意識する」というだけなので、別に辛い思いをするなどということは全くない。そんなわけで最近の報告である。

 昨日、スノーボードのハーフパイプが始まる前に、「平野選手金メダル」でOリングをしてみたら切れなかった!というわけで結果的には「当たった」のだが、妹に報告したら「私もそれはわかったわ」ということで、「せやな」というオチになった。

 しかし、いやいやちょっと待て、である。そもそもの始まりは「あなたは女性です」→「切れない」、「あなたは男性です」→「切れる」だった。これも、誰にでもわかることだ。だから、「誰にでもわかるか否か」に焦点を当ててはいけない。要するに、切れるか切れないか、なのだ。

 そして今夜、男子スピードスケート500mが行われた。日本からは村上、森重、新濱、という三選手が出場した。私には、この選手に関するデータは何もなかった。そこで、レースの前に「この三人で、誰が一番上に来るか」でOリングをしてみた。すると、「森重」のところでOリングが切れず、あとは切れた。結果はすでにニュースでも取り上げられているように、森重選手銅メダルである。当たった!

 これでちょっと浮かれていたら、中学生の息子に「確率三分の一やから、隕石が当たる確率より高いで」と突っ込まれた。確かにその通りである。でもとにかく「森重」で切れなかった、ということは良きことだし、信じるものは救われる。

 

 

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