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一瞬の決意が未来を大きく変えるということ

 今日は車で秘密基地の近辺をうろついていました。そして「一人で運転できるようになって本当によかった!」としみじみしつつ、道を走りながらそもそもどういう経緯で運転することを決意したのか?と思い出していました。

1)結婚直前に免許を取るが、運転する気はサラサラなく、ペーパードライバーでいるつもりだった。
2)娘が小学校に入った時に習い事の送迎を考えて「これは車が要る!」「運転しよう!」と決意し、送迎だけはできるようになった。
3)ドラマ『Mother』で、尾野真千子さんを知り、なんて演技がうまいんだ!と思うが、実は私はこの人のデビュー作『萌の朱雀』を映画館で見ており、「今の日本にまだこんな場所があるとは!」と感激していた。
4)朝ドラ『カーネーション』で尾野さんがブレイクを果たし、あの演技の上手い人が世に知られるようになって本当によかった、と喜ぶ。
5)尾野さんの知名度が上がったことに伴ってなのか、『萌の朱雀』で主人公が暮らした家が朝日新聞の映画コーナーで紹介され、「ここに行きたい!」と思う。
6)夏休みに夫に頼んで連れて行ってもらい、映画の風景があのまま残されていることに感動する。
7)西吉野という地に惹かれ、人を頼らずとも自力でここに行けるようになりたい!と思い、運転の練習を始める。
8)ついに独力で『萌の朱雀』の現場まで行くことに成功。
9)要するに、ナビの言うことを信頼し、交通法規を守り、注意して運転すれば、たいていの場所に行けるとわかる。
10)奈良の玉置神社、和歌山の熊野本宮大社など、遠方にも出かけるようになる。

 ということで、『萌の朱雀』の場所に行きたい!と思わなければ、一人で運転はしていなかったということが明らかになりました。そしてそう思った最大のきっかけは朝ドラ『カーネーション』であり、推し活動に背中を押されたあのときの決意がなければ、今の場所に秘密基地を作ることもなく、今日の出会いや楽しいひとときもなかったわけで、一瞬の決意が11年後の今日を変えたのだなあ、と感慨にふけったのでした。


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