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Green Talk 93 : 農家さんのバーチャルツアー

Green Talkを始めて、ゴミ箱観察をして。本当にプラスチックの量がすごいなと日々感じています。
家族でも、みんなでおおおお!と。みることで言うだけでもなくて、買い物にいく時に選ぶ行動が変わってきました。

最近は、家族という単位で買い物は行かないのですが(家族の誰か1人がいく!=私です)、気づいたら選択肢があれば、個包装を選ばないなどしています。

ファーマーズマーケットという選択がありますよと、いつも参考にしているLauren SingerさんのInstagramのポストがあったので、家族で通うようになりました。その中の我が家の一番が青山ファーマーズマーケットさんで。

そういうプラスチックフリーが元の考えだったのですが、あまりに美味しいものに沢山出会えてしまったので、食べ物に楽しさに、ワクワクした気分で伺うようになりました。

その青山ファーマーズマーケットも今は休止です。
ですが、農家さんともそれでもつながりをと、一部の場所だけ開けていたり(表参道のコミューン)農家の方の通信販売の情報を提供してくださいます。

その青山ファーマーズマーケットさんが、初の試み、オンラインで農家ツアーをIntagram LIVEでしてくださいました。

出演は、ファーマーズマーケットに行かれた方ですと、お顔を見たらああ!と思われる、素敵な笑顔のご夫婦が、細長いパッケージで葉ものを売ってくださっているマイクロファームライフさんでした。ジョージさんとえみかさん。


お味噌汁の試食などを用意してくださっているので覚えていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いくつかメモをしたので抜粋しますね。

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・マイクログリーンとは植物のある成長過程のこと
 スプラウト:根っこごと食べられる状態
 マイクログリーン:根っことふたばが出てきた状態
 ペティートグリーン:本葉ともう少し育った状態
 ベビーリーフ:ペティートがもう少し育った状態 
その後に普通の野菜へ

・野菜の成長の過程で葉っぱの形も味も変わる!小さいと味が濃く食感がわやらかい。大きくなると味がまろやかに食べ応えが出てくる。

・今少し種を手に入れるのが大変。この状況で個人の方が自宅でマイクログリーンを育てるようになってきた。

・そもそもでも、種も遺伝子組み換えでなくオーガニックを探すのは大変。把握している業者さんも少なく連絡が大変だったことも。結果、ジョージさんの故郷のバンクーバーよりタネを手に入れたりしている。

・使っている土はオーガニック。今、畑でもコンポストをして、マイクログリーンの土も循環するように動いている。土を直すのは何年もかかる。

・マイクログリーンは年中育てられるように思われるが、ファバビーン(空豆の種)などは大丈夫だけれど、ものによっては、冬に温度調整しても発芽も悪いし、通常発芽まで3週間ぐらいのものが2ヶ月ぐらいかかったものもある。旬はあるし、とても大事なこと。

・育成にはハーブ系が難しい。育ったら強いけど、その前が難しい。

・お二人のお勧めのマイクログリーン。ジョージさんはガーリックチャイブ。バターを室温に戻してガーリックチャイブを混ぜてパンに塗るとガーリックパンのような風味で美味しい!えみかさんは空豆の種のファバビーン。

・なぜ、バンクーバーから種を手に入れているかというと、オーガニックや遺伝子組み換えではないものを選ぶ人がいて、その栄養も認めていて、マイクログリーンも日本でよくみる使われ方の”添え物”ではなくて日々しっかり食べている。タネの値段も変化したり、市場でオーガニックや遺伝子組み換えではないという情報も出すようになる。

・日本の方にも美味しく食べてもらいたい!と食べ方もお伝えしたいと思っている。お味噌汁を作って最後に、フワッといれるのも美味しい。
・お勧めは、パンを焼いて、卵も焼いて、その二つの間にマイクログリーンを!ちょっとホッとソースをかけたりして、最高に美味しい。
(この写真です。こちらのリンクの1 or 2枚目だとおもいます。みてみてください。)

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他にも色々と教えていただきましたが、マイクログリーンとのパンとのセットが今週末に限定発売でもうSold out!!!

お二人のマイクログリーンを日頃から楽しみにしている人たちの多いのですね。インスタライブでも、インターネット販売注文がきているともおっしゃっていました。

ハーブ系が育つまでが難しいという一言を伺ったのも、今ちょうど直面していることを考えると納得で。
今まで、苗で買ってきたバジルやローズマリーは生え放題で手間は掛からなかったのだけれど、種から始めたバジルの発芽や育苗にはそれなりの苦労をしています。こういうことも、不安ではなくて、プロの声を聞くと安心します。

また私はベビーリーフが大好きなのですが、もりもり食べるのには量と値段の釣り合いがレタスなどに比べるとと確かに違いますね。そういう事実があるのは市場なのだと理解を再度持ちました。
しかし、値段などの軸で比較したらだけど、それでも選ぶ商品が存在してもいいと思っていて。お二人のマイクログリーンを食べたいと注文されている方たちがいるということでその兆しを見たり思ったりしています。
いろんな形がある。選択肢がある。

あ、ジョージさんの、えみかさんのおばあちゃんとの農家やりとりもすごいかわいいストーリーでした♪

農家さんとの距離をぐっと縮めてくださった青山ファーマーズマーケット事務局さん、本当にありがとうございました。

こういう日々だからこそ、1人ではなくたくさんの人と耳を目を傾ける。
そんな機会が嬉しいのです。