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Green Talk 28 : 日本に昔からあった感謝と共に手放す行為

先日、1時間だけ、普段なかなかしない場所の掃除をしました。

小物家電の空き箱、読んでいないであろう本などが結構と出てきました。
明らかにいらないものは処分し。
自分のものではないものは整理して棚を拭いて戻しながら、1棚ごとでいいので、家族と話して手放していこうと思いました。掃除は手放すいいきっかけになります。

その中にも、手放す方法が少しわからないものが。ご祈祷していただいてお札やいくつかのお守りです。

本来であれば、毎年毎年きちんとお礼参りをすべきものですよね。前住んでいた場所のもあり。本当に手元におきすぎました。

今住んでいる街の神社のものはそちらへお持ちします。
両親が想いを込めて祈祷してくれた遠くの神社のものは、気になりお電話を差し上げたら、文書はいりません、こちらに送ってくださいとのことでした。

わたしが子供の頃とてもお世話になった太宰府天満宮さんでも、郵送返却を受け付けていることをこのように書かれていたりしました。


手元に残ったものは1つ。日光東照宮の御香守りというお守りです。
子供たちが独立し、両親が二人きりで旅行に行き始めた時に、我が家にと持って帰ってきてくれたものでした。

おじいちゃんおばあちゃんである二人が、まだまだ元気な足で、あの階段を上り。東照宮の御本社に二人で行きわたしたちを思ってくれたこのお守りは、いまだに白檀の香りがして。この香りがなくなるまで、もう少し側にいていただこうと思います。

いただいた気持ちや迎え入れた感情は喜びや嬉しさです。
それにさよならをいうことは弔いと感謝で。
そっとありがとうといって手放す。

それはお守りだけではなくて、持っているモノ、またはコトにも存在するものではないかなと、ふと思ったりしました。