Green Talk 39 : The Greener, Greenestなメッセージ
先日呟いたのですが。
IDEE SHOPでの会計にていつもどおり袋を断ると。レジの横に用意されていたフライヤー(4枚ほどありました)を手に取った店員さんが「これも、、必要ではないですよ、ね」と。その手が、出たり入ったりしているのを見て。彼の気遣いや困惑や躊躇の混ざったような気持ちが伝わったので。
「ありがとうございます。それは大丈夫ですが。あそこで同じもの拝見させていただきました」とお伝えしました。
躊躇がみえた、と書きましたがなぜかというと。フライヤーの1つは、袋を断る私が選びそうなものだったからもあったと思います。
こちら、ためてつなげるものづくり "POOL"の製品のものでした。
IDEEは株式会社良品計画の子会社なのですが、この"POOL"は無印良品の製品たちを作る過程でどうしてもでてしまう、ハギレ・端材などをためておき。その溜まったものを使って、企業やクリエーターとともに素敵な製品へと生まれ変わらせる取り組みです。
監修は、カラフルで可愛い製品を扱うミナ・ペルホネンの皆川明さん。シンプルなのに、あ♪とおもう可愛さが製品たちにも散りばめられていました。POOLという名前は溜めてという意味と、その反対からみてLOOPとなるように循環も意味しているそうです。新しいものを買う必要があるときは、選択肢にあがる1つに出会えて嬉しいです。
広告のような「こういうものがあります」という仕掛けは、まず知るということの敷居を下げ、選択肢の幅を広げてくれます。嬉しいこと。
一方で、それを選ぶ対象になり得る人が好まない方法、私の場合はフライヤーでのお知らせは、製品がいいものであることを忘れさせ、手が伸びない要因にもなりかねません。
それを、彼は気にしてくれたのかなあと、ふと思ったりします。
ちょっと話がずれますが。フライヤーといえば、紙1枚でできることの実験が数年前にハンガリーでありました。行ったのは、WWF/世界自然保護基金です。ハンガリーでは、タックスの1%を寄付できるという仕組みがあるそう。それをWWFにというメッセージを広める目的で行われました。
オリジナルのビデオが見つからず、こちらはそうではない点だけご了承ください。どんな内容かは以下に書き出します。
まずはメッセージを書いた1枚のリーフレットを用意します。二人のボランティアがパンダの着ぐるみを着て、ショッピングモールのエスカレーターの上と下に。まずは、下にいるパンダがリーフレットをお客さんにわたし。お客さんは上がる間にそれを見ます。
上にいるパンダがそれを回収します。そして、上にいるパンダが今度は降りるお客さんにリーフレットを。おりたら下のパンダが受け取るというものです。
このショッピングモール自体で、リーフレットを見たお客さんの数は少ないかもしれません。ですが、その様子をアップロードした動画は2週間で約28万人の目に触れることになりました。その中から、本プロモーションの真意や活動を知り賛同し、1%の選択肢にWWFを選んだ人も出てきたかもしれません。
また、アサヒ飲料さんは、インターネット注文など一部の販路に限りラベルレスをされています。もともとラベルにあった広告やメッセージはどこにいったかというと、外装ダンボールの方に記載を移動されています。
ケース買いになるので複数必要な場合になりますので、我が家では今ある非常用のお水など次回買い換えるときはこれにしようと、決めているものの1つです。
まだまだ溢れているとはいえないよりGreenなものたちを、企業や団体の皆さんが色々なGreenなかたちで伝えてくれていています。
そのおかげで出会えている商品があるのだと改めて感じる最近の出来事でした。