見出し画像

Beaさんから学び東京で実践する生活 15

3月も最終日ですね。
前回、こちらを書いてからの後半の15日は、周りの環境の変化がとても大きく。それでも淡々としてきたことがあったのだなと改めてみています。

家にいることが多かった日々でやってきたことを今回も、Beaさんが提唱されるゴミ0生活のルール5Rを元に書き出します。
----------
1. Refuse:
72 : 実験する / お肉のプラスチック容器を選ばない
2. Reduce:
66 : シャンプーバー ヘアケアを見つめるきっかけ /ヘアケアをシンプルに
67: 観察して行動したら当たり前が変わる/ 蜜蝋ラップを利用開始
75 : 意味がある 意味を持つ /夜に電気を消しろうそくで過ごしてみる
80 : 新たな水との付き合い方 /洗濯を変えてみる
呟き:本をAmazonではなく書店受け取りに/ダンボール等を減らす
3. Reuse:
62 : 無意識にとるバランス / 自宅のシャツで袋を作る
64 : コンビニから始まる循環利用 /よりよい消費をする
呟き:エコサーキットコーナーを利用
69 : 選ばないから選べる/プラではない消費をする
71 : 自然と心地よく癒される/フラワーロス
79 : こんにちは どうされていますか /ブーメランバッグ
4. Recycle:
63 : 自分で手放す / 服のリサイクル
73 : 次の手に渡す気持ち / 本を中古市場へ
77 : 価値を保ち巡らせる /本を中古市場へ
5. Rot:
65 : Rot/Compost 体験3週間終了
68 : Rot/Compostが日常に
76 : Rot/Compost 熟成中
それ以外:
70 : 思いや行動の力になるものたち
74 : 選び取る力 学びとる行方 
78 :見たいものと見えるもの 
----------

今回は自宅時間が多くあったので、それ以外が多めだったのは当然かもしれません。同時に、Green Talkも80を超えて、並行して知ることも大事なのだとも感じています。

30代前半、あまりに仕事ばかりする私に、全く違う部署の近い席だった方が、「ねえ。自分の時間という小休止や、誰かと話したり何かに興味を持つインプットがなければ、アウトプットだけ出すと、君、カラッカラに枯渇するよ。」と。パソコンを強制的に閉じ、赤坂のおでん屋さんに連れ出してくださったことがありました。

当時は、付き合えということかぁ、面倒だ、、なんて感じることが全くなかったわけではないのですが。徐々にその経験は、自分の中で強みを帯びています。今でもお付き合いある方です。

また、Reduceに関して今回、こういう見方をしてみました。例えば、
66 : シャンプーバー ヘアケアを見つめるきっかけ /ヘアケアをシンプルに
なら、このような見方です。
・シャンプー&コンディショナープラスチックボトル一本分(1ヶ月 分/350ml)が世の中に出なかった。

実際に、今使っているethiqueというシャンプーバーから出ている公式のコメントでは、シャンプー、コンディショナーを固形化する事によって、液体製品に必要なプラスチックボトルを排除しており、2018年までの6年間でプラスチックボトル100万本の削減ができていると書かれています。

その見方で、3月後半のReduceをみると世の中から減ったものは次のとおりです。
・シャンプー&コンディショナープラスチックボトル2本分
・食品用ラップ 数m(蜜蝋ラップを利用することで)
・55L 水削減(洗濯水量は55Lとのことで、昨日は洗濯をやめ今日実施)
・4時間 電気量削減(蝋燭をつけて2時間過ごした2日分)
・ダンボール1つ削減(Amazonでなく本屋で予約受け取り)

初めて行ったことの成果/結果を冷静に書き出してみました。まだまだ小さい数字ですが、やり続ければ拡大しかしないため、今後も続ける意味のある数字だと、みて良かったと考えています。

その見方で、過去の、7のRefuse/17のReduce/27のReuse/12のRecycle/10のRotもみてもいいとも考えることができました。

最後に、今回は、Recycleという言葉の意味を改めて考えさせられる時期でもありました。リサイクルは本当に複数の意味を持っていると。

例えばファション。ECOALFやステラマッカートニー、H&Mなどリサイクルの1つである”アップサイクル”と呼ばれるものが、ここ数年新しい分野として出てきています。

また、既存の古着屋や古本屋についてリサイクルという言葉で呼ばれるものたちも、ヴィンテージ バイヤーやほぼ新品と等価の価値を保っていたり、価値が減りながらも循環するプラットフォームも現れて。
その上、古くなると価値があがるものも存在していて、”古”という言葉にすら違和感を感じるもの達も増えてきました。

リサイクルでも最後の1回という形で、古着を正しく回収し燃焼させサーマルエネルギー回収という形も。

Beaさんの本には、5Rのことを3つに分けて書いてあり。
最初の2つ(Refuse/Reduce)は、「ゴミの発生を防ぐ」もの。3つ目(Reuse)は「配慮ある消費」、4つ目(Recycle)と5つ目(Rot/compost)は、「出てしまったゴミの適切な処理」と書かれています。


ですが、上にあげたもの達は、果たして、Recycleなのかなと。
最初の2つは、Reuse/配慮ある消費のような気がしています。

少し整理をしたく、Bea Johnsonさんの公式サイトで、"upcycling"と検索してみたら、彼女の髪の毛のdonationの話が出てきました。

話のスタートは、PONYTAIL HOLDER=髪ゴムをBeaさんが拾って写真を並べたもので。そのたくさんの髪ゴムの写真とともに、拾ったその1つで自分がガン患者の方のウィッグ用のdonate hairを準備したということです。そこでupcycleという言葉はこのように使われています。以下引用です。

I had been waiting three years to grow enough hair (i.e., a 10-inch ponytail) to be able to donate it. This week, I reused an envelope to ship it off to Art of Wigs, which upcycles hair into wigs for cancer patients (it’s the only company I found that would recycle hair that has been highlighted in the past).

アップサイクルで彼女が出したもの:髪
アップサイクル されたもの:ガン患者の方のウィッグ
になります。

それに倣うと、例えば、ECOALFは、私が出す方に参加できたらアップサイクルをしたと言え。服を購入するは、やはり木の歯ブラシを購入するなどのReuseに近いものかもしれません。
・アップサイクルで漁業の方が出したもの:海洋にただようプラスチックや使い古しの網
・アップサイクル されたもの:ECOALFの服

ものの価値をどこで0にするか/如何にゴミにしないかについての道のりが複数出てきたということが、今起きていることなのだと感じています。
行動を起こすことで起きた違和感ですが、これはとても嬉しい違和感なのです。