Green Talk 72 : 実験する
昨日朝に、数十年ぶりの種まき作業を終えました。室内の日当たりの良い窓際に並べて置いて育苗をはじめます。
出窓にぽっこりした土の山がいくつか並んでいる光景は、初めてで、ちょっと笑ってしまいます。これが日常になるのは、時間が助けてくれると思っています。
初心者なので、まずはプロフェッショナルの力を借りようと、ここにも書いたジフィーセブンという育苗用の小さな土の塊を使い、バジルの種を植えました。
竹串を使いちょこちょこと種を入れる作業は楽しかったです。が、数時間経つとタネが”こんにちは”と地表にでてきて。再び埋めたりしています。。
ジフィーセブンの内容の記載を見ながら、ふと。卵のパックで始めるなら、土に変える和紙を敷いた上に自分で作った堆肥と土を混ぜたものを置くでも良いのかもしれないと。
調べていたら、それ以上の製品がありました。土も元気にしてくれるそう。
ジフィーセブンのように、土を小さなポット状に1つ1つ土を形成するのは難しいかもしれません。
ですが、先日頂いたお団子のパックが、丁度畑の畝のようになっているので、そこにこれを敷いて土を入れ、種をまき、育苗して。そのあとに和紙ごと掴んで、プランターやポットへというのもあるかもしれない。
楽しみの1つになりました。1つ1つ。実験ですね。
私が、実験という言葉を使うのは、自分に馴染む何かを見つけるまでの過程に対して、です。
プラスチックをなるだけ生活に取り入れないようにしようとして、近所のお魚屋さんのプラスチックパックを断ったということは以前、書きました。
近所のお肉屋さんは、持参の容器を利用したいというと、断られてしまいましたが。プラスチックトレー売りと量り売りがあり。量り売りだと裏が紙、表がプラスチックでできた袋でもらえるので、後者を選ぶようにしています。1つの変化ですが、それによって、生活にとんでもない手間も支障も出てきていません。
家族も、手に取るものに対して「あ、これは個包装だ。そうじゃないのはないかな。」といっているのを耳にしました。
最初は、私が嫌なことはせんほうがいいな、な気持ちからだったと思うのですが。資源入れを明確に分けたことで「プラスチックがめちゃくちゃ多い!」という視覚の経験が増え。徐々に、自然にそうさせていると感じています。
実験と言いながら、新しいことを繰り返しすることで、無理なくできることは自然と”馴染む”ものです。
そして、実験は、間違えば、いつでも後戻りできます。
違ったんだねと、自分の生活で判断ができます。
小さく始めると、痛手も少ない。
先日、気になって仕方なくて実際にやってみたミツロウラップは、最初の1枚は手作り。これも実験。ネギ の保存には大活躍です。繰り返し洗ったり他のものにも使ってから増やすことを決めます。
noteで教えていただいたガラスのWECKの保存瓶もまず1つ購入(環さんに感謝!)して、我が家で薬味入れとしての活躍をすでに始めています。50mlというサイズも嬉しいですし、酸化しにくくて風味が保存されていて良いと既に嬉しい効果を感じています。
あと、お皿にラップだと実は冷蔵庫の中で「これなんだったっけ?」と見落としがちだったとも気づきました。ないと思って新たに薬味を切ったり。ガラス瓶だと中が見えてわすれないですし、まずそこをみようと行動するようになりました。
そして、やめる/後戻りする、という言葉の持つネガティブさを手放すと。
それが継続すると同じくらい大事な言葉だと知ると。
実験は、楽しく冷静に判断する場にしかなりません。
過去の私は、頑張らなくてはと仕事をしていた海外で気づかないうちに涙が出たり、なんであの人たち撤退決まって笑ってるのよと怒ってみたり。
それも通り抜けたからこその、実感です。