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Green Talk 15:バイクシェアのこと

もうそろそろ4年になります、ドコモのバイクシェアを使っています。

東京の街で見る赤い電動自転車で、どこのサイクルポートでも自転車の貸出・返却ができるものになります。

一度、会員登録や支払い方法の登録をしておけば、必要だなと思う場所で、その付近のポート(自転車が止まっているところ)を探し、予約し、20分以内にその場に行き借りる、という簡単な手順で利用可能です。

人生最初の電動自転車はこの自転車でした。
正直な感想、最初は”怖かった”です。漕ぎ出してすぐの勝手に加速する感覚が慣れなくて、あ、あ、あわわわわーーってなりそうだったのですが。
今はすっかり慣れましたし、何よりどこまで乗っても、坂さえも、前腿を力まずに乗れるので快適!

2020年の今は、目黒区、渋谷区、新宿区、など広範囲に広がり、区を跨いで利用できる場所が多いのも嬉しい。

私が使うときは、急に重いものを買う必要が出た時に借りたり。
東京の公共交通を利用しつつも、少し距離のある駅の間を自転車移動して、いつもより早く目的地に着けたりなどもしています。

使っているから個人的に気になることも、もちろんあります。
大きくは3つでしょうか。
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1. Webやアプリ上で利用可能であっても、電源が0パーセントだったりパンクしていたりする時があるので注意(それ以外も椅子の高さや、ブレーキ、車体の破損などみていたほうがいいかもしれません)
2. 椅子の位置が自転車だと重要なのですが調整が錆でとても硬いときがあり。
それを一生懸命回しながら動かしていると、振動を感知したというエラーとともに利用ができなくなるということが起きたことがあります
(地震のときにサービスを停止するための機能と電話にて伺いました)
3.東京の街の車道での自転車走行の難しさ
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それ以外だと、カゴにゴミを残していらっしゃる方も多く。過去には私はゴミだけではなく、お財布もありました!びっくりしました。。。交番に届け、運営事務局にも電話をしましたので、お手元に戻っていることを祈るばかりです。

少し戻って、利用している時にきになる3つのうちの3つ目なのですが。
このシェアサイクルを含め、自転車安全利用五則にのっとってまず自転車は乗る必要があります。以下引用します
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1:自転車は、車道が原則、歩道は例外
2:車道は左側を通行(車道の右側通行禁止)
3:歩道は歩行者優先で、自転車は車道寄りを徐行
4:安全ルールを守る
5:子どもはヘルメットを着用
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この1.の車道を走るという点ですが、自転車専用レーンには車が止まっている時もあります。車と自転車のスピードが違うため、自転車専用レーンだと後方からの自動車のプレッシャーを気にしなくていい点は個人的にはとても嬉しいのですが。

停車があると、それを避けようと車道側に膨らむ運転をしないといけなくなり。結果、後方からの自転車を気にしながら、運転することになります。車道を走る自転車は邪魔だと感じる車の方もいるだろうなとも感じています。

この点はシェアサイクルに限った話ではないのですが。
車にも自転車にも双方により安全になる方法がもう1歩でも進んだりしたらとおもっています。サービスから車道での交通事故のお知らせが届くたびに胸がきゅっとなります。

素敵なことも勿論あり。
バスや電車では見えなかった通りを走りながら「こんなお店あるんだ」などが発見できたことも、実はシェアサイクルに乗りはじめてからでした。目線もあまり人の高さとも変わりませんし。それは、2010年にパリで借りた時も一昨年ホノルルで借りた時も感じた、自転車目線の街の楽しみ方です。

化石燃料に依存しない交通手段だからという選び方でこのバイクシェアをしていないのですが。便利だから・価格が妥当だから・楽しいからの結果、社会や環境にポジティブに働く選択肢でもあるなと思っています。
だからこそそこにある課題も、自分ごととして関わっていけたらと思っています。