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Green Talk 88 : 立ち止まって消費をみてみた

ここ最近は、グリンリーフの育苗がうまくいかなくなって自宅が北西向きのせいかなと、なんとか日のあたるところを探してみたり。
数日寒くなって雨などですっかり冷えたコンポストに温度が戻ったことに嬉しくなったり。
窓を全部あけて、掃除機かけたり、ヨガしたり。

過ごしています。

スローダウンした日々では、読書の時間も増えました。特に、大好きな吉本ばななさんに力をもらっています。
”人生の道しるべ”という本を手に取った2016年から、私はばななさんを再び手に取るようになりました。

私はの頭の中のばななさんは、そのころ”キッチン”や"つぐみ”で止まっていて。もう、あのフレッシュで懐かしい眩しさは違うかなと思っていたのです。
”あなたの言っていることに私がいない”はそう、でも、その後”包丁”という暴挙につなげるとことか。そういうシーンのイメージで止まっていました。

でも、それ以降のサーカスナイトとか。なんかもう同じ暴挙でも違うんですね。そして、今回手に取った、このnoteでも連載されている”どくだみちゃんとふしばな”も。齢を重ね通り抜けて、ああ、またお会いしましたねと。


そんな生活の中で、人に贈り物をする、という機会がありました。
夫のお父さんのお誕生日が今週なのです。たくさんの人が、今回の自粛要請でいろんな業者さんが困っていますとSNSでシェアをされていて、うんうん、とは思うのですが。私はどうしてもその中でも、誰かが紹介した何か、に手を伸びるのが人よりとても遅い方です。

それよりも、一言でも声を交わしたことのある八百屋さん、一度でも見て感動した服など、自分を1回通したものが、どうしても関わりがあるように思えて。

そんなこんなで、長野の八ヶ岳で宿泊した建物のお花を手がけたこちらのお花屋さんに、夫のお父さんのお誕生日のお花をお譲りいただくことにしました。お店は山梨の北杜です。

お花自体が、ああ好き!と入ってすぐも、夜にキッチンにいた時も、朝のコーヒーの時も思っていたのですが。ポツポツと書かれているブログを拝見してその言葉に、ああ、やっぱりこの方だなと。

ストーリーのあるものづくり、とか。
カスタマージャーニーから見るなんとか、とか。
とんでもない量のインタビューの分析とか。
してました。

でも、最近、がっつり消費者側に回って、もう1回、見てみたら。
やっぱり、それが好きかいいかどうか、からでしょうと。
その好きなことの1つの”なんでだろう?”なところに、その人の思いだったり言葉だったりはいたりするので。

見えた方が売れるじゃろう、もそうなのですが。
見せなくてももうそこにあるじゃろう、と感じるのです。

とりとめもない、どこがGreen Talkか?な文章になってしまいましたが。
自分のお金を納得してものやコトと交換することができたら。
それはもう無駄な消費ではなくなるという、そんなホワッとした気持ちです。