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Green Talk 143 : バイオプラスチックからみえること - レジ袋のこと その2

先日、「次に、この数十年で、マイバッグ→お店でのレジ袋→マイバッグと変化した理由/私の外の環境変化のほうを見ていきたい」と書きましたが。

以前書いたこの記事の中のバイオプラスチックについて、Instagram liveでそれに関する言葉を発してくださっていた人がいたので、まとめておこうと思います。

見せてもらったInstagram Liveでバイオプラスチックの話をされていたのはこちら UMINARIというNPOを運営されている伊達さん。

彼が発した言葉/皆さんに覚えていて欲しいとおっしゃった言葉は次のとおりです。

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・バイオプラスチックは簡単にいうと植物から作り、プラスチックと同じような形状ができるものである。
・植物由来30%+石油70%であっても、バイオプラスチックという。
・生分解性プラスチックとバイオプラスチックは、イコール=ではない。
・また、100%バイオプラスチックであっても、かならずしも分解できるかはわからない。
(土で分解するプラスチックが海でするかどうかはわからない。(微生物が違う)し、土も環境に依存してできるかどうかがある)
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私が新たに知ったのは、100%バイオプラスチックであっても必ずしも分解できるとは限らない、というところでした。
そして、納得もした部分でもあります。

少し前から、自分の生ゴミ用のコンポストに、こっそり「生分解できます」というプラスチックを入れているのですが、結構残っていて、魚の骨なんてそれより何倍も早く分解されているのに、、と思ったりしていました。
それと同時に、そういうものを買っても、個人が、短期でも長期でも分解する仕組みを持っていなかったら。結局、それは、プラスチックとしてゴミのところに行くんだなあとも。

ですので、生分解できます、という言葉であっても、それには「ある一定の状況下」というのもついているのだな。そこは大事なポイントでもあると感じました。


また、伊達さんはこんなこともおっしゃっていました。
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・ここで、一度振り返らなければいけないのは、なぜプラスチックがこんなにも普及したのかというところ。色々と理由があるが、大きなところで”丈夫”ということ。要は、生分解しないことが強みだった。
・その強み=生分解しない、が、今の環境の負荷になっているという難しい問題ではある。
・また、生分解しては困る現場も多く、用途によっては必要であると思っている。
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・結果、悪いのは、プラスチック=もの、ではないはず。
・それを、循環できない状況にしていることが課題。
- 私たちがリサイクルにませていない。
- リサイクルに回しても自治体や国でリサイクルが充分にされていない。
- リサイクルの技術のない国に輸出されている事実があること。
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2つめのパラグラフの言葉については、こちらの記事を一つの参考/候補として記しておきます。


やはり、前にも書いたように、バイオプラスチックでも利用しないに越したことはない。だから私は自分のバッグを持っていくしそれを何度も修理して長く使うつもりです。
そして、生分解するからいいでもないということ頭に入れながら、選択肢として捉えるつもりです。

今回は、少し予告を変えてでも、大事だと思ったので、バイオプラスチックについて伺ったことを書いてみました。
その3で、「この数十年で、マイバッグ→お店でのレジ袋→マイバッグと変化した理由/私の外の環境変化のほうを見ていきたい」をみてみるつもりです。

今日の伊達さんの言葉の「ここで、一度振り返らなければいけないのは、なぜプラスチックがこんなにも普及したのかというところ。」というところがまさに”そこ”ですね。