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Green Talk 74 : 選び取る力 学びとる行方

Green Talkを始める参考にしていたり、Bea Johnsonさんの本を読むきっかけは、New York在住のLauren Singerさんでした。
その彼女が、今回の世界中に起きていることに対して、コメントを出しました。

いくつか言葉をピックアップしてみました。

八年ほどゴミ0生活をしてきたけれど、今回プラスチック製品を購入したということ。2012年のハリケーンサンディの時の自分の経験からそうしたのだけれど、この行動が、自分の価値だったり自分が人生を賭してしたかったことだったりを確認する機会にもなったと。
安全であることのプライオリティが高くなり、友人や家族のために自分がそうあることが大事だったり、地球環境も大切だがそこにすむ人間も大切と思ったり。事業をどうしていきたい、なども書かれていました。

そして、彼女がゴミ0生活を通して培ってきたリアルなNYCのコミュニティおよびこのSNS上のコミュニティに対しても、安全でいて欲しいと助け合って欲しいと言うコメントも。

文中に、彼女が人生を賭して行いたかったことは、ゴミゼロ生活という手段ではなく、"My main value and goal in life is to create large scale positive change."と書かれていました。
私自身も彼女に参考になることや心地よい変化を沢山もらっていますし、SNS上のコミュニティの一員だと思っています。自分を守る(かからない、うつさないが自己責任の範囲)、周りにできることは行いたいと感じています。

そうは思っても、日々の変化、目に映るものは大きく気持ちを揺さぶっているのも現実です。

今日、たくさんの人で埋もれて動けなくなったカートを握ったおばあちゃまがいました。いつもとは違う長蛇の列で泣いてしまう赤ちゃんを必死にあやすお母さんも。
お互いに何もないといいですね、と声をかけあったり。ありがとう、いえいえお気をつけて、と話して、自宅に帰ってきました。
言葉を交わすともう関わりが生まれます。ますます揺さぶられない事なんてないと思います。

恐怖は大切な本能です。それにより自分をまず守ると言う当然の結果が今めに見えている光景だと理解しています。

ですが、その手に入れたものたちをストレージや冷蔵庫へ入れて。数日生活してみたら。自分たちの必要な容量への理解や、より良いあり方が出てくるはずです。その時に、余裕がみえ、すぐ横の誰かに、「大丈夫?これあるよ。」と言える言葉があったら。

淡々と、自分の日常を守り続けながらも、この数週間はそんな機会にもなり得ると、私は思っています。

元々の持っている力を知ったり。実は持っていなかったことを知ったり。
元々の日常に感謝を持ってみたり。実はそこにこそ問題があったり。

世にある智慧や人と共に暮らし、戻ったときのある日常がより心地よい場所にあるよう、今を過ごします。
この場所で、起きて寝て、食べて、笑って、動いて、体力つけて、話して、感じて、たまに自分と対話して。在りたいようにある。