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世界で生きるチカラ~国際バカロレアが子どもたちを強くする~②

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「自分のことは自分で」


国際バカロレア(IB)に出会ったのは10年前…その頃はまだ保育園児だったわが子たち。
11時間保育の保育園児で、当時5歳の娘の習い事は公文とピアノ、2歳の息子も姉の真似がしたくて公文を少々…
娘が小学生に入学する頃には同業者の夫と起業したため、土日共に夫婦で仕事でばぁば頼みな日々でした。
それでも両親休みの日の放課後にアスレチックに行ったり、祝日に大きな公園やワークショップ、夜中発の弾丸旅へ行ったり、「次のお休みは何する?」とワクワクの種を蒔いて過ごす日々。
長期休みには国内旅行や海外旅行にも行き、世の中的な3連休とは無縁のわが家にも思い出はいっぱいあります。
そんな小学校時代を過ごしていた子供達は、「自分のことは自分で」が暗黙のルールとなっており、忘れ物チェックも宿題チェックもしたことはなし。
習い事の送り迎えもできなかったので、自分で時間と行き方を調べて、遅れないように自宅を出発する癖が自然とついておりました。
なので、娘も息子も、時間には正確で、学校はもちろん習い事や約束にも遅れることはほぼありません。
宿題をしてこないと学校から連絡がくることもなかったので、きっちり宿題もしていたようです。
学校の先生、民間学童の先生、習い事の先生、各所でできたお友達ともコミュニケーションがすぐ取れるタイプの子供達。
この10年間で、IBの学習者像である「考える人、コミュニケーションができる人、信念を持つ人、心を開く人、思いやりのある人」は自然と身についていたかと思います。

「うちって放置だよね…」

1年ほど前に夕食を食べていた際「うちって放置だよね~。アッ、別にいいんだけどさ。友達は模試もお母さんかお父さんが一緒に来るからさ。俺は1人で行けるか大丈夫だけど。」と、模試帰りの息子に言われたことがありました。
「そうだよね…寂しかったよね。」と伝えると、「全然大丈夫!むしろそのくらいの距離感の方がいいよ。干渉されすぎる方が辛い。」とのこと。
そっか。
聞くところによると、当時中3の娘はお友達からいろいろ愚痴を聞いているようで、「勉強しなさい!」とか「あれしなさい、これしなさい。」言わないわが家は心地よい様子。
私が国際バカロレアを知った、坪谷ニュウエル郁子さん講演会で、留学中の娘さんに毎日伝えていたという「貴女を愛している。迷ったときは自分の内なる声を聴きなさい」という言葉に感銘をうけ、子供達には毎日寝る前にはぐして「大好きよ。」と伝えていました。
娘曰く「それだけで十分満たされている。」との事でした。
生後3か月から保育園児で、ワーママ街道を爆走してきた私ですが、子供たちはすっかり自立し、自己肯定感高めでポジティブに成長してくれたことに感謝しかありません…



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