ノウハウコレクターが嫌う言葉6選

 幾度となく商材費をドブに捨ててきたノウハウコレクターの私が、「見るだけで辟易としてしまう言葉」を6つピックアップしたのでランキング形式で紹介していきます。

6位『アウトプット』

 当初は5位からにしようと思っていましたが、この「アウトプット」もなかなか厄介なので追加することにしました。
 人間、なにかを学習するのに最も吸収の良い方法をご存知でしょうか。そうです「アウトプット」です。情報をインプットするだけでは充分とはいえません。それを外に出力することが大事なのです。脳科学には詳しくないので詳細は控えますが、実際にインプットした内容をアウトプットすることで「使う情報」として脳で整理されるとかされないとか、そんな感じだったと思います。大抵のメルマガでこの「アウトプット」の話は出てきて、やれ動画にコメントしろやら、メルマガに感想送れやら口説いてきます。素直に従ってアウトプットを心がける純粋な人が伸びるんですね、本当に勉強になる言葉です。

5位『マインド』

 副業系の商材ならまず間違いなく出てきます。「マインド」って響きはとてもふわふわしています。「マイルド」に音が近いですが、その本質は全くマイルドではありません。件の「マインド」ですが、日本語ではこの場合は「精神」です。要するに、心遣いやものの考え方です。この「マインド」の狙いというのは、とてつもなく大雑把に説明すると「素直」で「前向き」であることです。ノウハウコレクターは斜に構えて穿った見方をする人間なので持ち合わせていません。そもそも、今になって思考パターンを矯正させようなんて、こんなありがたい高説を素直に聞きいれ、前向きに実践できるなら世の中真人間で溢れかえっています。だから私はいつまで経ってもコレクター止まりなのです。

4位『ライバル』

 アフィリエイトや物販系なら確実に登場します。金を稼ぎたいと思っている人が腐るほどいるのは周知でしょう。あなたが副業を始めた時、その先人、つまりライバルはほぼ確実に存在します。そして、既にある程度力を付けたそのライバルたちと戦っていかなくてはなりません。ビジネスをする時、最初が最も挫折するポイントなのはそのためです。いかにライバルを出し抜くのか、軌道に乗るまではライバルと己との血みどろの戦いです。もっと上を狙うならその後もさらに熾烈な闘争があるでしょうが、戦い方は心得ているはずなので最初ほどは厳しくないはずです。ライバルに対して「必ず勝てる」と思える自信と確信がビジネスにおいては重要な"力"となるのです。つまり私など全く相手にならないわけです。

3位『差別化』

 ライバルたちとどうやって戦うのか。それがこの「差別化」です。これができなくては成功は難しいでしょう。しかしこの「差別化」は、活かせる専門知識やスキル、趣味がない人間にとっては至難です。副業商材というのは、購入前にはこの「差別化」の要素はまず説明しません。厳しいからです。困難だからです。上級者向けと謳っておきながら、必須級の要素だからです。「あなたには人に負けないものがありますか?」と聞かれて「あります」と答えられ、実際にそうである人がどれだけいるでしょうか。この過酷さを知らせずして販売に漕ぎ着けるなんて、まさに鬼畜の所業!とまではいいませんが、それに近いです。彼らも必死なのでしょう。事実を伝えたら商売が難しくなりますから。

2位『継続』

 これができれば人生苦労しません。この一言に尽きます。「努力」と言い換えることもでき、ニアイコールです。どんなことも一朝一夕にはいきません。ビジネスという枠に収まらず、"人生"というスケールでこの言葉は重要です。これができる人間とできない人間、そこが成功できるかの最初の分岐点です。仮にできてもビジネスには向かないかもしれません。それでも自分のやりたいことに活かせれば、必ず人生を彩る糧になるのです。将来に"なにか"を望むなら、避けては通れない道です。しかしながら、そこに気付いてしまったが故に、その素養がないことへの絶望は人生を真っ黒な無色に染め上げてしまうのです。私が教育者ならなによりもまず、これができる人間になるように尽力します。誰にも同じ思いはして欲しくありません。

1位『リサーチ』

 戦いは始まる前から始まっています。そして勝敗は戦いが始まる前に決まります。なにが求められていて、どんなライバルがいて、勝つためになにが必要か、ビジネスではあらゆる面でどれだけ準備をしたかがものをいいます。無策にやりたいようにやっていては絶対に勝利はないでしょう。日々の勉強、そのためのマインドがあり、ライバルの傾向を探り差別化を図っていく、全てはこの「リサーチ」に繋がっているのです。大ボスといっても過言ではありません。この世は情報社会です。情報は「絶対に勝てる戦い」を演出するのに必要不可欠なものです。だからこの作業を重要視し、最も時間をかけるのです。どこで情報を探し、どうやって取捨選択をするのか、そしてその作業をいかに効率化していくかが肝要で、最初はそのスピードと正確さでライバルには絶対勝てません。そのために、まずは情報に慣れる必要があり、膨大な時間をかけ少しずつ目利きを養わなくてはいけません。商材の中にはリサーチをやって見せ、あたかも簡単にできるように説明するものもありますが、実際にそのデモンストレーション通りにいくことは殆どありません。慣れている故の嗅覚か、予め目星を付けていたかはわかりませんが、少なくとも今すぐ自分も同じようにできるとは考えない方が賢明です。不慣れなうちは、それだけの覚悟を持って臨むべき作業なのです。いずれ片手間でもできるようになる日が来ると信じて、暗闇のなか地道に孤独に奮闘できるだけの精神的余裕を持って、挑んでいくのです。私には信じることがあまりにも困難で失敗し続けてきました。まずは、自分はなんの為なら戦えるのかリサーチするところから始めるのが良いでしょう。まあ、私にはその存在すらありませんでしたが。

最後に

 いかがだったでしょうか。頻出するということは、それだけ大事だということです。素直に物事を受け入れられる純粋さや、どれだけつらく苦しくても諦めない辛抱強さ、失敗しても騙されても絶対にめげない愚直さがあれば、どんな困難も乗り越えられるはずです。私はこれらの言葉に木っ端微塵に打ちのめされてしまいましたが、あなたならきっと飼い慣らせることを期待しています。

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