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【エクストラ】オロヨノミロカロス+ソーナンスネクロズマ暁の翼【CL愛知ベスト8×2人・ベスト32×2人・シティリーグベスト4】

はじめに

 この記事ではひよポケ(慶應ポケサー)ととよポケ(東洋大ポケサー)が中心に使用してCL愛知2人がベスト8に入賞し、シティリーグシーズン2でベスト4に入賞したオロヨノミロカロスの解説をします。まずは、CL愛知でベスト8のレシピです。

2019CL愛知_たい焼き

 CL愛知は、ルール変更により先攻の最初の番にサポートが使えなくなってから最初の大型大会でした。すでに多くの方が考察記事で述べているように、先攻をとる場合にはシェイミEXやデデンネGXによる展開が強力であるのは明らかでした。さもなければ、たねポケモンを出せず、後攻1ターン目に種切れ負けになるリスクを負わなくてはなりません。

 シェイミで展開する環境において、ソーナンスによって特性をロックするデッキが強力であることは、メガライボルトEX+ソーナンス+ダストダスや、ゲンシグラードンEX+ソーナンスといったデッキタイプが過去に証明しています。ソーナンスをバトル場に出せば、環境の中心であると予想された三神三鳥レシゼクの、後攻1ターン目のアルティメットレイの宣言はほぼ不可能になり、ザシアンのふとうのつるぎの使用も止められます。そこで、私たちは先攻1ターン目にソーナンスを前にしてターンを返すデッキの研究をすすめました。

 その結果、最もソーナンスと相性の良かったデッキタイプがオーロット&ヨノワールGX(オロヨノ)+ミロカロスでした。このデッキタイプの弱点であった、後攻1ターン目にぶん回された挙句にオカルトマニアを使用されるリスクもかなり軽減できます。ソーナンスを前にすると自分も特性が使えなくなるデメリットは、ネクロズマあかつきのつばさGX(あかネク)で解決できます。1ターン目はソーナンスで特性をロックし、2ターン目以降はアローラベトベトンによる特性ロックとオロヨノによる継続的なハンデスで相手の展開を制限したまま押し切ることを目指します。ソーナンスを採用した結果、モクナシラフレシアやショックロックといった、特性に頼ったデッキタイプに勝つのが容易になるメリットもあります。そして当然ながら、シェイミに展開を依存している一般的なオロヨノミロカロスに対しても有利になります。

 1章ではオロヨノミロカロスのコンセプトの概要を紹介します。2章では主にCL愛知優勝のヤミラミLOに勝つために微修正を加え、12月のシティリーグシーズン2で使用したデッキレシピの詳細な解説を行います。シティリーグではヤミラミLOに3戦3勝しましたので、有意義な修正であったといえます。3章では特性ロックのポケモンとして、アローラベトベトンとダストダスの比較を簡単に行います。4章ではデッキの回し方のノウハウを解説します。5章では環境に存在するデッキタイプに対するゲームプランの立て方を紹介します。


1 オロヨノミロカロスの基本的なプラン

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