【OCIC14位の記録】三神ザシアン

2020年3月4日 18:11

　2月はじめの修士論文の提出と修論審査会の合格により、大学院の卒業が確定しました。ついにひよポケもOBになります。学生最後の春休みには海外旅行をしようと思っていたら、ちょうどいい時期にオセアニアインターナショナルチャンピオンシップス(OCIC)が予定されていたため、オーストラリアとニュージーランド旅行のついでに参加してきました。その結果14位になれたので、使用した三神ザシアンをこの記事に記録しておこうと思います。

　OCICの環境は昨年末のCL愛知のスタンダードレギュレーションとほとんど同じです。ただし、レインボーエネルギーやSM1SのソルガレオGXなど、ごくわずかに使用可能なカードが多いです。また、当時未開発であったLOがCL愛知より多いと予想されました。三神ザシアンを選択した理由は、一番パワーが高くなる組み合わせだと思ったためと、LOに対して強いためです。しんかのおたけびのガラルニャースが使えない環境ですので、日本においてはだいぶ賞味期限切れの内容になります。

1. デッキレシピ

　以下にレシピを示します。タッグコールから三神とグズマ＆ハラに触り、水エネとなる特殊エネを確実に三神につけるプランをベースとする構築にしました。環境の大多数を占めると予想された三神ザシアンとのミラーマッチにおいては、1ターン目に三神にエネを貼ることが最も重要であり、三神に触る札が増えるタッグコール型はその点における安定性も非常に高いと考えられます。

【ポケモン】
　三神は1枚しか使わないため2枚。ザシアンは4枚としました。まともにザシアンに触れるカードがカードプールにクイックボールしかありませんが、ふとうのつるぎのために1ターン目に必ず1枚目をプレイしたく、2枚目も早い段階でベンチに出したいため現物を4枚です。

　次にサポートポケモンを紹介します。ジラーチはスタートすると強いですが、2枚でも3枚でもスタートする確率は大して変わらんだろうと思って2枚としました。デデンネGXは強力ですが、最もスタートしたくないため1枚。

　相手のジラーチを使いづらくするため、アブソルを1枚。カスタムキャッチャーおよびマリィ、博士の研究と強力にシナジーするさるぢえヤレユータンを1枚。ヤレユータンのおかげでカスタムキャッチャーが比較的容易にそろいますね。タチフサグマやLO対策になるほか、汎用性の高いフィオネを1枚。アブソルと同時にプレイするとエクストラターンを得られることもあります。

　最後にややオリジナリティがある枠としてリセットホールマーシャドーを1枚。混沌のうねりを先に貼られても、確実に戒めの点数をのせるためで、スタジアムを3枚入れるより効果的であると考えました。

【タッグコール→グズマ＆ハラ】
　三神を動かすエンジンとなるタッグコールは3枚です。4枚の枠はありませんでした。タッグサポートはグズマ＆ハラ2枚と、マオ＆スイレンを1枚。マオ＆スイレンは対ルカメタザシアンやピカゼクでの回復や、対メリープで5枚目の入れかえとして活躍します。

　ポケモンのどうぐは、ジラーチにつけると強いエスケープボードを1枚、ザシアンにつけると強い風船を1枚、竜の鉤爪を1枚。鉤爪は、大きなお守りの相殺が最も大きい役割ですが、汎用性が高く様々な場面で役立ちました。たとえば、小ズガに対して鉤爪で30点乗せると、マーシャドーのレッドナックルで倒せるようになります。

　スタジアムは270のGXに10点をのせる戒めの祠と、お守りを無効化するフラダリラボを1枚ずつ採用しました。特殊エネルギーは全部オーロラでもいいのですが、グズマ＆ハラに手札コストを2枚も払うので、プレイを楽にするためユニットも1枚採用しました。三神のHPを270にしてしまうレインボーエネルギーはあり得ないと思います。

【サポート】
　通常サポートは博士の研究とマリィが3枚ずつです。少ない気がしていましたが、上位の他のデッキにはこれより総数が少ない博士4マリィ1の配分もあったので、こんなもんでよかったのだと思います。

　マリィの評価は非常に高いです。後1のマリィは、三神ザシアンミラーの先攻後攻をひっくり返す可能性を持ちます。ふとうのつるぎとの相性が非常によく、実際に何度もその動きで勝ちました。カスタムキャッチャーを流すカードとしても重要です。