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仮面舞踏会へのお誘い


仮面舞踏会という響きは艶かしい。

皆が様々な仮面をつけ、お互いの素性もわからない。
普段の生活や、身上などをとっぱらった解放感、そして高揚感。

顔を半分とか隠すだけで、急に自由度が上がる。
自分のことを知ってもらいたいという欲求と、自分だと悟られたくない緊張感。
社会的な自分から少し離れて、「ただの自分」になる。

日常の中でも、別に嘘をつきたいわけじゃないし、わざと違う自分を演じてみたりしてるわけでもない。

それなのに何故か、「ただの自分」になるのが難しく感じる時もある。

立場なのかもしれないし、他人の期待に応えたいというささやかな願望かもしれない。
喜ばせたい相手が目の前にいないとしても、無意識に自分を縛る何かがある。


名前と顔を隠すだけ。
それだけのことで手に入る自由がある。
それは社会的な自由とは違うと思う。
自分だけがわかる、自分だけの自由感。
ふっと鎧が軽くなる。

隠すことで見える本質がある。
ほんとはいつだってダダ漏れなんでしょうけど。
本人だけは見えていないと思っているもの。


自分が自分にGOサインを出せないでいたこと。
そんな自分から自由になれる仮面の世界。


何でもしていいわけじゃない。
何でも言っていいわけじゃない。

当たり前のことだけど、匿名性の自由感は
自律性を試される。
その中で素敵な人々に出会える喜びは
宝石箱を開いたようなワクワクがある。


舞踏会を楽しむように、
感覚的になる。



そんな、のびのびとした場を
noteの匿名性に感じ
こっそりと、そして思う存分に
楽しませていただいてます。





なんてね。

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