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2/27 遠浅より深堀

おはようございます。
写真の柑橘は佐賀県産の「津の香り」。
あまりお目にかかれない品種なんですが、糸島豚の店BuuBuさんで売っていました。5,6個入りで200円。
皮はちょっと剝きにくいけれど、よい香りでしっかりした歯触りとほどよい甘味を楽しめる。販売期間が短いのであったら即買いです。

1972年に長崎県の口之津試験場にて温州みかん(興津早生)と清見を交配して育成された品種。 手で剥ける上に甘味が強く、香り高い、3月4月に楽しめる温州みかんに近い品種です。

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さて、本題です。
昨夜、井筒俊彦『意識と本質』を読み始めましたが、なんにも頭に入って来ない。何度も読み返すものの一向先に進まない。河合センセの読書案内に「非常に分かりやすく書かれている」とあった本です。
(河合センセには分かりやすくても、ワタシには無理~)
と思い知りました。
同じく河合センセ推薦の上田閑照『私とは何か』も手に取りましたが、こちらもなにを言っているのか分かりません。数ページ読み進みましたが、右から左に文字列が水のように流れていくだけです。
こういうときショローはもう頑張らりません。
これを読むレベルに達していなかったのだ、仕方ない。

河合隼雄先生がいかに分かりやすく書いてくれたものか。
河合センセはまるで母のように、難しい書物を嚙み砕いては離乳食のようにして、ワタシたちに与えてくださったのだ。
まだ歯が生えそろっていない子どもが無謀にも堅焼煎餅を食べるようなことをしただけなのだ。
だから、まだ河合センセの本を何度も読み返そう、と思いました。
ついつい調子に乗って、河合センセが感銘を受けた本に手を伸ばしてしまった浅はかさを反省です。

これまで芋づる式にいろんなものに手を伸ばしてきました。
読書にかぎったことではなく、何に対しても「あれも、これも」と。
そうして広げた先になにがあるかというと、ごくたまに円環的につながることもありますが、たいていは先細りになって終わることが多かった。
今庭でやっている土壌改良と同じで、土にバランスよく肥料配合をすることが植物を丈夫に成長させる糧になる。ワタシという土台の排水性が悪かったり、通気性がなければ、あるいは微生物が元氣よく活動していなければ、いくらよき苗を植えたところで生育しない。そういうことです。
いまさらですが、ワタシの土壌改良もしなければならないのでした。

せっかく時間ができたのですから、ここは焦らず丁寧によい土に変えていきましょう。広く浅く、手あたり次第を止め、地下水脈に届くくらい深く掘っていく。おそらく水脈にたどり着いたら、あとはそこでどこにでもつながるはず。
さいわい「河合隼雄」という井戸はすでに見つけているのです。この「カワイ井戸」から、透き通った新鮮な水を汲みだせるようにする。そのことに集注しよう、そう思いました。

仕事を止めた今、情報収集を広く浅くする必要はなくなりました。
「遠浅」は有明海の干潟よか公園だけでいい。
芋づる式はせいぜい「華流、次、なにを見ようかな」程度にして、読書の芋づる式はちょっとやめておきましょう。
いずれ的確なタイミングが来たら芋づる式復活するかもしれませんが、今は「せっかく図書館に来たんだから、なにか借りよう」とする「もったいないおばちゃん根性」を封印します。
マイ河合隼雄図書館の本を何度でも読み返す。
そうしたら10年後に井筒俊彦や上田閑照の本もスラスラ読めるようになるかもしれません。
今世がダメでも、来世で理解できるかもしれません。
宮沢賢治にならって、空に、大地にワタシというタマシイを散らすのだ。

ちぃちぃがモリモリ食べて太ってきた、嬉しい。

ではでは、今日もご機嫌元氣な1日を。
ありがとうございました。





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