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農業でのナノゾーンコート活用がスタートしました!

健康のために、毎日しっかり食べたいお野菜。その中でもちぎるだけでサラダになるレタスは、忙しい日々の中でとっても便利な食材ですよね。

そんなレタスを安定的に生産する植物工場の衛生管理にナノゾーンコートが活用されることになりました。

ナノゾーンコートで細菌やウイルスを分解除去

福井県おおい町に、本年9月末着工予定の大型植物工場にて、工場内全面にナノゾーンコート施工が決まりました。

電気・建築設備施工などのケンショウ(大阪市)は28日、子会社のタガヤス(同)が福井県おおい町に大型の植物工場を新設すると発表した。リーフレタス1日約1.4トンの生産能力を備え、2023年8月に事業を開始する予定だ。細菌やウイルスを分解除去する光触媒コーティングを活用するなど、衛生管理や生産面で低コスト運営を実現する。
新工場は延べ床面積2000平方メートル程度で、22年7月に着工する。投資額は約13億円。主にコンビニエンスストアなど業務用に販売する。酸化チタンの「ナノゾーンコート」を施し衛生管理を徹底。水耕に使う水の9割以上を循環するほか、光源や空調の工夫などで高品質の商品を効率よく生産する。フル稼働時には33人を新規雇用する。

日本経済新聞より

安心・安全な光触媒コーティング

今回新設の植物工場は2000㎡という広い敷地で、毎日1.4トン、年間500トンのリーフレタスが水耕栽培されます。

害虫や汚染された空気など、作物を傷ませる原因物質を工場内に入れないように衛生環境を作ることで、リーフレタスは農薬を一切使わず、健康に育ちます。

今回、工場内の衛生環境を整える方法として、安全性が確認された原料(水・アルコール(IPA)・酸化チタン)を低濃度配合した、ナノゾーンコートが採用されました。

※ 酸化チタンは食品や化粧品にも使われる安全性が確認されている原料です。

自己結合性酸化チタンの魅力

ナノゾーンコートの一番の特徴は、配合されている酸化チタンが自己結合するということ。

↓自己結合性酸化チタン開発秘話はコチラの記事にてお伝えしております↓

この「自己結合」によってナノゾーンコートは、これまでの光触媒コーティングにおいて施工面の接着に必須だったバインダー(接着剤)を溶剤に混ぜ込むことなく

水・アルコール・酸化チタンという、シンプルで人体にも環境にも安全な材料のみで、継続的に酸化チタンを施工面に接着させることを可能にし、室内の微小な光で光触媒作用が発揮できるようになりました。

今回新設される大型植物工場では、床・壁・パレット・ラックなど、工場内の全てにナノゾーンコートの施工が予定されています。

ハウス栽培や魚の陸上養殖にもナノゾーンコート活用を

左から株式会社ケンショウ 熱田社長、株式会社タガヤス渋谷社長、一般社団法人 未来環境促進協会藤木理事長

熱田社長、渋谷社長、藤木理事長は、今後、農業・漁業の分野でのナノゾーンコート活用を広げていきたいとのこと。

バインダーレスで安心・安全な自己結合性酸化チタン光触媒コーティング「ナノゾーンコート」で、安心安全で美味しい食の供給のお手伝いができたら、ナノゾーンジャパンとしても、これほど嬉しいことはありません。

ナノゾーンジャパンはベトナムの村に安全な飲料水を提供したい!という想いから始まっていますので^^

今年9月末着工、2023年秋 稼働開始予定の新工場から未来へ、多くの期待が集まります!

(ナノゾーンジャパン株式会社 丹羽綾)


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