まつげの角度
視界は大して変わらない。
だけど、見える世界がほんの少し変わる。
お気に入りを身に纏ったり、
好きなひととゴハンを食べたり、
春のような歌を聴いたり。
きっとそういうこととおんなじ。
あたしはひとりでいることが好きで、
だけどそれは誰かに会えることを前提としていて、
それってとても贅沢で幸せなことなんだと思う。
ひとりでいる時間に感じたことを話したり、
時には歌にしたりして、結局誰かと共有する。
あたしの好きな「ひとり」っておままごとなのかもね。
家に帰ったらのびたもいるし。
まつげの角度を変えるのは、自己満足のフリをした承認欲求?
それでもいいよ。今日が少しでもキレイに見えるなら。
細かいことなんてどうだっていい。
良いと思ったことを片っ端からやっていくのがあたしの人生なんです。
新しい洋服を買ったらすぐに出掛けたくなるように。
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