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詩「内なる湖」


「内なる湖」

闇に白蓮は
ぼうっと灯りをともして

水辺に星が満ちている


花と葦の間を
小舟が音もなく滑りゆき

水面が揺れれば
景色も揺らめいて

銀色の魚影がちらりちらり

それを
遠く見おろす半月


私の内なる湖

幻想という
心の深みにある眺め



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