見出し画像

影響を受けた。

私が「コロナの影響を受けた」と初めて感じたのは3月2日だった。

アルバイト先が休館になった。

マスクを禁止していたバイト先がマスクを許可したり、「コロナで出勤したくない人は出勤しなくていい」と電話をくれたりなんかはあったが、私個人が「影響を受けた」と感じることはあまりなかった。

そのとき私は東京で一人暮らしをしていた。

色々あって2月と3月は関西から東京に行って、東京でアルバイトをさせてもらえることになっていた。
短期でアパートを借りていたりなんかもした。

2月の時点で「コロナはやばいかも」みたいな認識はあった。
あったが、ここまでになると思っていなかったのと、「前例のない中、10月からたくさん話し合ったり調整をしてもらって折角与えてもらった機会なのだから」という気持ちがあってとりあえず東京に行ってしまったのだ。

次に影響を受けたのは3月9日。
3月18日に関西に帰る夜行バスを予約していたのだが急に運休になってバスを予約し直さなければならなくなった。
と言うのも、私はアパートを1ヶ月しか借りていなかったので3月19日からは私はそのアパートに住めないのだ。帰るしかない。

私が東京にいる間に父は出社できなくなっていて、毎日在宅勤務になっていた。

3月27日。
大学の健康診断とガイダンスが短縮で行われた。
かなり短いものだった。

ここからは影響を受けまくりすぎて日付をすっかり忘れている。

まず、4月から始まる大学は始まらなかった。
「緊急事態宣言」が出されて絶対に始められない状況になった。

「前期はオンラインで授業を行います」

と大学から連絡が来て生徒1人につき5万円が振り込まれて、これでネット環境を整えるように指示された。
幸運なことに私はもともとネット環境が良かったので貯金に回せた。
確かパソコンとWi-Fiを用意しろとか書いてあった気がする。それとカメラとマイク。これはパソコンに内臓してあればそれでもいいとか。

あまり覚えてないけどとにかく「いや、5万じゃ厳しいよ」みたいな内容だった。

関西のアルバイト先は東京を休館にすると同時に休館したためアルバイトもない。

アルバイトはなかったが、毎月給料補償が4万円近く振り込まれていた。

5月に緊急事態宣言が解除された。
解除されたが自粛をやめていいわけじゃない。
家に引きこもる生活は終わらなかった。

6月にようやくアルバイト先の営業が始まったかと思えば社員のみでの営業。
アルバイトはまだ自粛だった。

7月になってようやくアルバイトも出勤できるようになったが、私は呼ばれなかった。
出勤日数が少ないから仕方ない。

そして今日、7月31日。

「急でごめんね」

一本の電話があった。バイト先から。
内容は8月からバイトに戻ってこれないか?というものだったが、時間は1ヶ月で24時間。5日間の出勤だった。

私の時給が920円なので……。

24時間×時給920円=22080円

給料補償より少ない……。
出かけることもほとんどないし遊びに行く予定もないし実家だからお金がなくても困らない。困らないけど……さぁ。貯金、したいなぁ……。

コロナは想像以上に私たちの生活を大きく変えた。

学校に行けない日は雨が降って警報が出るか、インフルエンザが大流行して学級閉鎖になるかくらいだった私にとっては大きすぎる変化だった。

しかも話を聞けばコロナは後遺症もひどいって言うじゃない……そんなの怖くて外に出られないわ……。とか言いながらバイトに呼ばれたら飛んで行くんですけどね。はい。

みんなも私もしっかり自粛して対策して上手く乗り越えていきたいものですね。

コロナぶっころな。

以上です。