萩・石見空港を利用してみた

このたび萩・石見空港を利用してみた。 島根県益田市の市街地のすぐ近くにあり、レンタカーは空港の駐車場から乗り降りできるので、スムースに移動できる空港である。

萩とついているが萩に行くなら宇部空港から高速道路の方が早くて便利である。宇部空港の方が便数も多い。萩・石見空港から萩方面へはまだ高速道路が開通していないので、国道191号を走り続けなければならないので時間がかかる。益田、浜田、江津、津和野辺りが萩・石見空港の利用が便利なエリアで、この空港がなかったら他の空港からはかなり遠い。前述の通り山口県内なら高速道路や国道がよく整備されている宇部空港経由の方が便利である。大田市は石見エリアだが、出雲空港からの方が近いし便数が多いので便利である。仁摩が益田と出雲のちょうど中間くらい。

ANAの羽田便が1日2往復(737またはA320)と繁忙期のみ伊丹便(Q400)が1日1往復するだけであり、かつては羽田便も1日1往復しかなかったので、到達難易度の高い秘境空港である。空港施設も単通路機1機分の乗客(200人以下)をさばくための最低限のサイズしかなくコンパクトである。その代わり、飛行機の発着のある午前と夕方しか各種施設が営業していないので、空港に早めに到着してもお土産屋すら開いていない。空港付近には何もないので、到着が早いと暇を持て余す。空港の近くに道の駅でもあればそこでお土産を買うなりしてお金を落とすことができるのに、道の駅すらないのでせっかくの収益機会を取りこぼしている。

滑走路はほぼ西北西方向に1本で、誘導路が無いので両端にターニングパッドがある。西北西側が海の方を向いているので、離陸も着陸も西側からである。離陸時は向かい風だからよいとして、西風が吹いているときに西側から着陸するのは難しそうに見えるが、そんなときには山側から着陸するようである。

旅客便の便数は少ないが、たまに米軍機が緊急着陸することがあるようで、岩国基地の防空がこの空港の隠れた目的なのかもしれない。

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