冷蔵庫は冷凍室の容量で選ぶ

冷凍室付きの冷蔵庫というと、冷蔵室の容積が大きく冷凍室の容積の小さいものが多いが、容量の制約になるのはむしろ冷凍室の容積の方である。なぜなら、冷凍食品の方が滞留日数が長く、すぐに容量一杯になってしまうためである。それに対して冷蔵品は滞留可能日数が短いのでいろいろなものを同時に保存することがない。

むしろ、冷蔵室の容量があまり大きなものを持つと適切な在庫管理ができなくなり、冷蔵庫の奥底に得体の知れないものが蓄積していって容積を無駄に食いつぶすだけでなく、食品も無駄にすることになる。

もっとも、冷凍食品だっていつかは食べるために購入するものなのだから在庫管理は必要で、冷凍庫の中に冷凍食品をあまり詰め込みすぎると在庫管理できなくなるのは冷蔵品と同様である。自分が在庫管理できる以上の在庫を持つべきでない。

一人暮らし向けでは150L程度、家族向けでは400L〜500Lくらいの冷蔵庫を持つだろうが、400L分の食品の在庫を管理するのはさぞかし大変ではないだろうか。どこに何が入っていてそれがいつ購入したもので賞味期限がいつまで、未開封か開封済みかをすべて正確に把握できているだろうか。

さらに冷蔵庫の外には常温保存可能な食品が保存されており、それらも未開封のものもあれば開封済みのものもあり、缶詰以外のものは未開封であっても半永久的に持つわけではなく、在庫管理が必要である。

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