長距離フェリーのターミナルにシャワー室がほしい

長距離フェリーにはたいてい大浴場があり、それが船旅の楽しみの一つでもあるが、船の大浴場は荒天時に船が揺れる際には閉鎖される。閉鎖されないにしても揺れのせいで浴槽のお湯が流れてしまうこともある。そんなこともあり、天候に左右されない地上で入浴する機会がほしい。

車両航送する場合には、60分前や90分前といった早い時間にフェリーターミナルで搭乗手続をする必要があり、しかも車移動の場合には時間に余裕を見る必要があるので、更に早く到着することがあり、自動車の積み込みが始まるまで時間がある。基本的にやることのない時間なので、その間に先に入浴を済ませることができれば時間を有効に活用できる。

調べてみたところ、フェリーターミナルにシャワー室があるのはオーシャン東九フェリーの発着する東京港のフェリーターミナルのみ。しかし、フェリーターミナル付近に銭湯がある港もある。小樽港の近くには小樽温泉オスパという温泉がある。大洗港フェリーターミナルの近くにはゆっくら健康館というスーパー銭湯がある。別府はさすが温泉の町だけあって、フェリーターミナルから徒歩圏内に銭湯がある。仙台港にほど近いドーミーインでは日帰り温泉を利用できる。

苫小牧西港や志布志港の周辺にも銭湯があるが、フェリーターミナルから離れている。同様に六甲アイランドにもシェラトンに温泉があるが、フェリーターミナルから離れている。

横須賀新港は横須賀の町に近いので、横須賀中央駅前の快活CLUBまで徒歩圏内である。快活CLUBにはシャワーがある。

名古屋港や大阪南港や新門司港や舞鶴港や敦賀港の近くには入浴施設がない。もともと港があるのは市街地から離れた所だし、港は港湾計画に即して施設が配置されているので、港湾地域には港湾施設以外は設置できない。だからこそフェリーの乗客向けの施設としてフェリーターミナルに入浴施設を設置してほしいところだが、フェリーターミナルを管理しているのは地元自治体なので、自治体がその気にならないと設置されない。

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