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未来に描く希望の神話 〜進化ワーク48「バックキャスト」 〜進化の学校 第二期から

未来における希望の神話

未来の物語を、実際に短い小説のように描いてみよう。創造的なアイデアを実現するには、ビジョンを明確に描くことが、その力となる。その創造を通して実現したい未来は、どんな姿だろうか。荒唐無稽でもいいので、理想的な未来の状態をイメージして、希望ある未来を描いてほしい。未来人になったつもりで、1,000字程度の小さな物語にまとめてみよう。
(進化思考 / 著者 太刀川英輔 / 発行 海士の風 / 発売 英治出版株式会社)


「進化思考」の著者 太刀川英輔さんを学長に、「毎週日曜朝7時から」「オンライン」「約12時間の講義アーカイブ視聴とワーク」を3ヶ月で実施する「進化の学校」があります。「進化の学校」が生まれたきっかけは2020年8月16日のnoteに書いています。

「進化思考」から学んだ"What is creativity?" ーコクリ!プロジェクトから生まれた「MICHIKARA」と「市役所をハックする!」、そして、、ー

「進化の学校」第一期で、著書で紹介されている40の「進化ワーク」のひとつ、48番目の「未来における希望の神話」で、実際にわたしが書いた1,241字を共有します。

2021年5月6日 進化の学校 第一期 山田崇 作成

未来における希望の神話(2040年) 
2040年の今は、全国の公務員数は20年前(2020年)からは半数の40万人(住民200人あたりに1人)となったが、正規職員の3倍120万人の民間・大学・大学生・シニアの「マイクロディグリー公務員(得意な分野に特化した副業公務員)」が存在している。

当事者として自分の時間を使って活動し、民間も研究者も公務員も**副業(1時間、1日、1週間単位)で参加、得意な技術・分野だけ関わる**ことも可能になり、多様なメンバーがちょっとやってみる、実証実験の場が町中にいくつもみられるようになりました。

世界は人口が100億人に増える中、人口が減少して困ることは日本の地方や地域だけであり、一番早くその現象に向き合い、そこには正解はないが、多様な立場の人が集まり「現状を知る」「まずやってみる」「対話する」「内省する」「オープンにする」といったコミュニケーションと実践の連鎖が習慣となった地域・社会が生まれている。

一時期は、大学や大学院を卒業して公務員になった時代もあったが、多くの公務員は中高生からボランティアで、大学生は研究員としてまちづくりに関わり、学生時代の経験からさらに探求したい専門性を学び、実践するために企業で働きはじめ、その経験を持って、副業・プロボノなど多様な担い手としての公務員で関わる仕組みとなっている。成人してから80年間を働くことになる世界では、希望すれば公務員として10の地域10回の公務員としての任命機会を選択できるようになった。

正解が1つだけという神話のような常識はすっかりなくなり、それぞれの地域や組織の願いや祈りを共有し、そのビジョンを実現するために数えきれないアクションが各地域で、ティール組織型で実践されている。そしてその情報は誰でもどこからでもアクセスできるように仕組み化されている。

ティール組織で大切にされている「ホールネス」「エボリューショナリーパーパス」「セルフマネジメント」での行政経営・地域経営が実践され、まちづくりに誰もが参加できるようになっている。

想定外の災害やVUCA時代における、いま集中して議論、実証するテーマについては、塩尻市を中心としたリビングラボ 実証自治体にそれぞれの地域や企業から「ひと・もの・金・情報・テクノロジー」が集結した実証プログラムが行われています。報酬は通貨ではなくワインと薪とキャンプ場の土地などその地域の地域資源です。

公務員という名前は2040年にはなくなるのではとささやかれ始めています。それぞれが日本に住むひとりの当事者として、越境が自然なコミュニティや働き方が地域から浸透して、「公務員でないとできないこと」が限られてきている。

2040年の今では、公務員の仕事は、「誰も挑戦したくない」「経済的にリスクが大きい」「でも誰かが絶対にやりはじめなくてはいけない」イシューにのみに限られ「私がやります」と宣言したひとが正規職員の公務員となり、半年単位など期限を決めて挑戦できる社会システムがつくられている。

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進化の学校第二期 修了式、その後

「進化の学校」第二期は、明日9月25日(土)13時から17時までの修了式で全12コマの講義が終わります。最終日の修了式では「バックキャスト」「未来に描く希望の神話」「コンセプト」のワークを実施し、受講生48人全員がプレゼンテーションします。

「進化思考」著者の太刀川英輔が、進化思考p480「おわりに」の中で、読んでくれた方への3つのお願いを記載しています。

お願い1
自分の手元から、創造的な進化を考えてほしい。       
お願い2
創造性を必要としている人に、この本をあげてほしい。                           お願い3
あなたの進化思考の探究を、誰かの先生となって教えてほしい。

「進化の学校」の受講生と一緒に、今回の学びをそれぞれが届けたい「最初のひとり」にギフトしていきたいです。山田崇

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進化の学校 オープンデー *レポートアーカイブ

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