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「進化思考」から学んだ"What is creativity?" ーコクリ!プロジェクトから生まれた「MICHIKARA」と「市役所をハックする!」、そして、、ー

今日、8月16日(日)朝7時から、新たなプロジェクトをスタートします。「SHINKA大学 プレ講座 vol.1」公務員限定企画

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2020年3月19日、20日に約11時間の「進化思考ワークショップ(「進化思考」を100人の公務員にインストールする」をオンラインで実施し(主催:市役所をハックする!)、そのアーカイブをYouTubeに34コンテンツにまとめました。そのコンテンツを毎週日曜朝7時から8時に視聴し、実際に「あなたが進化させたいもの」をワークショップをとおしてゼミ形式で実施します。

このnoteでは、「なぜ、わたしが”進化思考”を公務員に届けたいのか」「2015年にコクリ!プロジェクトに出逢って、私からなにが生まれたのか」を、コクリ!プロジェクトの主催者 三田愛さん(愛ちゃん)とのミーティングの記録をとおしてまとめました。

ここからは、「コクリ !百色絵巻」が公開される前の2020年5月に、愛ちゃんからインタビューいただいた議事録の一部抜粋です。

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===コクリ!百色絵巻 読者の声をやまちゃんにお願いするに関してのオンラインミーティングの議事録

チェックイン

やまちゃん(山田崇)
・オンラインミーティングでは、チェックイン・チェックアウトを必ずしています。それは、昨日の地元TV局の取材でも答えました。習慣になってることを感じた。
・今(2020年4月)めちゃくちゃ忙しい。出張がなくなったのですが、オンラインでのMTGや講演が昨年の3倍。たいがい初めてのことに挑戦し公開しているので、それをみてくれた人や口コミで、講演や登壇の指名をもらうようになり忙しいですね。

やまぴ(山下智也)
・寝不足。夕方6時から、太刀川英輔さんの「進化思考」の出版に向けた準備。べっくさん(阿部裕志さん)の”海士の風”から出す。出版メンバーでZOOM飲み会を深夜1時まで。腹を割って話せて、すごくいい時間だった。「コクリ!海士」で実践したことが3、4年たって更に磨きかかったと思う。

愛ちゃん(三田愛さん)
・昔からやりたいと思っていた田舎での暮らしが急にできることに。昨日から入居。畑も借りた。
・コクリ!は絵巻をつくり、本を書いていたり、智慧をまとめて、多くの人に届くように。たんぽぽの綿毛フェーズに。コクリ!の場のオンライン版をやろうとしている。むらたかさん、ひでさんらを中心に(7月に開催)。

今日MTGの趣旨と背景

・これまでのコクリ!2.0は研究チーム中心。これからは多中心に。
・特設サイトを、あっきー(コクリ!建長寺のツールなどを作成)といっしょに作っている(公開済)
・今日のねらいは、サイトの読者コメントのためのブレスト。だけど、せっかくの機会なので、やまちゃんの近況もゆっくり聞きたい。いまこそ(コロナ禍)コ・クリエーションが力を発揮できる、活かされる時代なので、そのうねりを起こす時間にしたい。
・絵巻は一人4冊(自分用1冊、プレゼント用3冊)。たんぽぽの綿毛が広がるツールとしての絵巻。広まっていく仕掛けとしての特設サイト。うずがどんどん大きく広がっていくためのアイデアや意見もあればぜひ

・特設サイトのコメントをぜひ、やまちゃんにお願いしたい。さっとかけるとは思うが、じっくり丁寧に紡いでいきたい。やまちゃんにとっても意味があるものになり、サイトの読者にもこう生かせる、というチャンス。文章をつくるのは委ねてもらっていいので、やまちゃんが冊子を手に取ってもらって、感じたことなど、愛ちゃんと話しながら、いいところをひろいながらいけたら

山田崇が「コクリ !百色絵巻」冊子を読んだ感想

・GI(ジェネレイティブインテンション:百色絵巻参照)。過去に私が「進化進行ワークショップ」を実施した、フフ山梨、宮崎県新富町、建長寺……GIをつくってきたのが、いまとっても力をいれている「市役所をハックする!」につながりました。進化思考をやったことで、プロトタイプとしてのオンライン市役所などの実践につながりました。これがあったからいまがあります。
・根っこでつながる。2015年2月17日。第1回コクリ!キャンプ(恵比寿)を思い出してました。愛ちゃんが”ジャングル”のような喩えをしていた。多様性、生態系。同じテーブルに、ETIC.宮城さんや有田市長(和歌山県)がいた。最初はこんなメンバーと一緒のこの場に居てもいいのかなと引け目を感じたが、愛ちゃんから「ひとりひとりにギフト」がある、と言われて、気持ちが変化して、居心地がよくなった。自分だけ頑張らなくてもいい、これだけ素晴らしい人、仲間がいるのなら。

いまどんな状態か

・2015年2月にコクリ!キャンプ、2016年1月からMICHIKARAがスタートして、2020年11月で6期目となります。5年前に塩尻市役所でMICHIKARAを始めたメンバーで、コロナのなかで何ができるか、with/afterコロナチームでも集まって政策を立案しています。
・ようび 大島正幸さん(岡山県西粟倉村)と毎週金曜日に信州大学の特任講師として講義一緒につくっています。大学・行政・ローカルイノベーターの3者で「ローカルイノベーター養成コース(学部横断型)」として、講義の他に15〜20人しか入れないゼミにも関わっています。
・「市役所をハックする!」が生まれたのは、進化思考がきっかけ。
・進化思考を100人の公務員に。太刀川英輔さんが講師で2日間で約11時間。
・まだ言葉にならない言葉を、コクリ!メンバーで紡ぐことができた。たとえばコンセプトキーワードとしてわたしが大切にしたいと思ったのが「無計画計画」。先が見えない中で計画はできない。計画だけに縛られるのではなく、いま起きている現実にもしっかりと向き合い、自分たちでパラダイムシフトしていく、「市役所をハックする!」という思いから、投資型オンラインサロンをつくった。
・サロンのコアメンバーのひとり、八島大祐さん(宮城県丸森町)が台風19号で被災。「市役所をハックする!」で当初実施しようと計画していたことが計画になっていたと気づいた。方針転換・・・。
・シーズン1は2019年10月から6か月やりきった。シーズン2は、自然と人が増えていった。シーズン1は、一人ひとりに丁寧に声がけをして参加いただいた。
・シーズン1の6か月の取り組みから、プロトタイプとして、「世界の市役所をハックする!(モリゼミ)」という動きにもつながった。

・進化思考で、「NPO法人境界なく行動する100人」というGIが生まれました。これが「市役所をハックする!」のヒントになっています。

・いま、塩尻市役所で仕事をできているのが、すごく居心地がいい。塩尻市未来会議のワーキンググループのメンバーと一緒に「ティ―ル組織」のABD(アクティブ・ブック・ダイアログ)を実施します。新しい教育、新しい行政、新しい公共、市役所をハックするなどのテーマでも塩尻未来会議を実施予定。今後は、嘉村賢州くんにも手伝ってもらいたいな。

コクリ!ちゃんと実践してます!

・進化思考やGIをもっと活用してくれるコミュニティが増えてほしい。自分が感じていることを言語化するために、進化思考はうってつけです。自分は進化思考で大切にしている概念の1つとしての「変異」が得意と気づいた。だからこそもう1つの概念としての「関係」を身につけて、ブレークスルーが生まれた。公務員は「関係」を考えるのが得意。融合するワークとして進化思考がぴったり。

・コクリ!に来ていない人にもコクリ!的なことが広がっていくにはどうすればいいかと言われて思い出したのが、コクリ!ラボで、ボブ・スティルガーが教えてくれた「ミラー」「イルミネート」。良いものは正しく「ミラー」することが大事。自分自身は忠実に三田愛ちゃんがやってきたことを「ミラー」しようとしています。

いまやろうとしていることは、、、山田崇オンラインサロンが明日からオープン(個人的にやっているオンラインサロンは、6つ目です)
山田崇チルドレン会・・・12人の2週間に1回90分のゼミ。参加者は私よりも20歳年下で、30代以上は14週間で9,000円会費、20代は3,000円、大学生は無料なので、「リバースメンター」「ペイフォワード(若者へのギフト)」という趣旨で運営しています。コンセプトや大切にしたいこと(安心安全の場、多様性、ちょっとやってみる)は、コクリ!ミニ版という意識でやっている。

小さいかもしれないけれど、自分のまわりでも、コクリ!で学んだこと、自分が経験したことはちゃんとミラーしたい。
自分が手を動かして変化できる範囲でのことが、社会につながっていて、世界や地球規模で広がっている、システム思考として捕らえて、自分が変化を起こせることにも意識をむけて行動していきたい。

絵巻を渡したいのはどんな人かな?


「コクリ!百色絵巻」これって、分かる人、分からない人が、ハッキリ分かれそうですね。
自分の中でモヤモヤしているが、一歩踏み出したいと思う人、そういう人にも、わたしが個別に少人数でたとえばですが紙芝居形式みたいに、丁寧に伝える必要があるかなと。

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自分のコクリ!との出逢い、それを時系列を話しながらでないと、伝わらない感じがする。コラボレーションとコクリエーションの違いは、わたしもプレゼンでよく話しています。(コクリ!の深い話(1)コクリもコラボも重要だ ボブ・スティルガーさん
コラボは行き先が決まっている、計画的にやればいいこと。これも当然必要。モヤモヤしている人は、コラボとコクリのはざまにいるひとなのかなーと感じます。
講演をするうえで、ボブの話が大前提で、その前提を共有することが出発点となっている。

自分自身がコミュニティをつくれています。そのコミュニティでコクリ!で経験させていただいた叡智をギフトできている。
そして、38年間クビにならない市役所役員が本当に本当にすべきこと、という問いがコクリ!から浮かんできた。

たとえば、「世界をハックする市役所!(モリゼミ)」の企画としてZOOMに95人参加、ビックリですね。

コクリ!はいつもいつも参加する前は恐る恐るでした。でも、企画が終わってからの「追い風シート(ふりかえり)」がとてもよかったです。個人としてのチェックアウトができて、リフレクション(内省)にもなっています。こちらもわたしのコミュニティでも「ミラー」して継続していきたいです。

やまぴー
・タンポポの綿毛のように知恵をひろげるとなったときに、話してくださったエピソードが、愛さんや賢州さんがいうよりもパワフル。今やるべきことは読者コメントをまとめることだけど、本の出版など、いろんな場面で一緒にできることがありそうです。
山田さんのお話はリアリティがある。実践してください、活用してください、と作り手側がいってもどう活用するの?だけど、自分のコミュニティでやっていて、どんなツールをつかって、どんな効があるか、を山田さん本人が経験から語ってくれるのがパワフル。本も途中でよんでもらってフィードバックもらいたいです。

やまちゃん
・伝えて届けたいのは行政関係者です。自分の生まれ故郷、地域に戻って新しい価値を起こしたい人、それはこれからそれをやりたいと考えている学生含めてね。その人にはわたしから届けられるし、勇気を持ってもらえる。読んでわからなければわたしをたずねてこい。なぜなら私が実践者。この5年の変化幅が大きい、その経験やそのことから学んだことはギフトしたい。

チェックアウト

やまちゃん
・公務員でよかったなと思う。日本一おかしな公務員が世の中にでていんだ。ジャングルに。そういうモデルになれたら。
・どうやっていいか分からなかったたら自分を訪ねてきてほしい。私が一緒にやります。わたしが愛ちゃんにやってもらったから、そのペイフォワードとして。

愛ちゃん(三田愛さん)
・改めて、やまちゃんのパワフルさ、愛を感じた。ちゃんと実践して前に進むだけでなく、振り返りをしているのがすごい。そこまで丁寧にやっている人はなかなかいない。土が耕されている、5年分が積み重なっているのを感じた。コクリ!の土壌を通して、やまちゃんの種が育っていったことが聞けて、本領発揮されていることを知れて、コクリ!をやっていてよかったと心から思いました。広げる仕掛け、アイデアなどでぜひ深くやりたい。

やまぴー(山下智也)
・ここに実践者がいたんだ。想像していた10倍20倍のスケール。そこに改めて、コクリのポテンシャルや世の中に広めていく価値があるんだな。循環しているのがいいなと思った。冊子も本も、循環のソースにできたら

●読者コメントとしての案(現在は、コメントとして「コクリ!百色絵巻」に掲載)

生まれ故郷や地域でチャレンジしたい方、必読です。コクリ!の智慧を実践して5年、自治体職員オンラインコミュニティ「市役所をハックする!」、市民・民間企業・市役所による地方創生協働リーダーシッププログラム「MICHIKARA」などが誕生。読んで分からないことがあったら、ぜひ私を訪ねてください。

山田崇:塩尻市役所地方創生推進課地方創生係長、nanoda代表

コクリ !百色絵巻

ーー(以上、オンラインMTG議事録)ーー

【公務員限定イベント】SHINKA大学 プレ講座 スタートします

2020年5月の議事録MTGの1時間でお話したことを改めて振り返ってみて、「進化思考」をわたしと同じ地方公務員の仲間と一緒に学び、実践し、社会実装していくことの可能性を強く感じました。

決まっていることは、

「まずは毎週日曜朝7時から」                     「再放送企画として翌日の月曜正午から」               「”市役所をハックする!””山田崇チルドレン会”の公務員と」    

の3つくらいです。Learning by doing、こちらの企画も学びながら、走りながら考えて、行動してアップデートしていきたいです。ご興味ある方は、ぜひぜひわたし山田崇までご連絡を。引き続きよろしくお願いします。



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