mammy
少し前進させた関係に わたしは浮立つ心を隠しきれなかった 彼とは長い時間をすごす いつも目線を上げると 彼の愛おしいものを見る目がわたしに むけられている 恥ずかしい え?シワシミ隠せてるかな? あんまり見ないで欲しい 彼より5歳年上のわたしには 劣等感しかなかった そんなわたしに今日も綺麗だよ 可愛い 素敵だよって まるで魔法の呪文のように言ってくれる 外でもドライブに行ったりした その2人の時間は かつて味わっていた甘い恋のひと時 手を繋いで歩く 優しく肩を抱き寄
ある日友達とランチにいった時 今起きてる状況をはなした わたしは先に進む氣はない 彼女はどうして? この歳で好きっていってくれる人がいるのに 振り向かないなんて手はないよ 一生のうちにあるかないかのチャンス 見逃す手はないやん! もう恋なんて…いや恋はしない 傷つきたくないから心を閉したまま 傷つき弱ってたわたしに手を差し出して くれた夫と結婚した。 もう2度と恋なんて 人を好きになるなんてしないと決めていた 友達の言葉はあまりに衝撃だった 現時点での夫婦関係は愚痴の
いつもと変わらない日常 違うのは彼の眼差しと 彼の想いを知るわたし 一緒に仕事をしてても いつも目が合う わたしを見つめる彼がいる 見ないで なんで? 綺麗だからいいじゃない 穴がほげちゃうからみないで 大丈夫だよほげない 2人だけになった時のオフィスは こんな会話が続く 50過ぎたわたしに綺麗と言ってくれる人が現れて 毎日見つめてくれて可愛いと言ってくれる 仕事で一緒に過ごす時間が多い トキメかないわけごがない それでもわたしは先にすすめちゃいけない 絶対
彼とは会社の上司と部下 年下で男勝りというよりは中庸的な どことなく頼りない感じ… 事務所の立ち上げの時から一緒に仕事してるけど 彼に惹かれるなって思ったことは一度もない タイプでもないし、 タバコ吸う人嫌いだし 細身だから嫌いなのだ 彼の顔も好きではなかった そんな彼と付き合うなんて 想像したことなかった でもやたら氣を使ってくれる 例えばちょっと風邪気味だというと ユンケルが机に置かれたり 花粉症だというと事務所のティシュが鼻セレブに 変わるとか😆 誰に対しても優し
あれは5年前の春 桜の季節の出来事 それは桜散る夜 街灯に照らされピンクの花びらが 綺麗で幻想的に見える夜だった。 別れ際に彼から受けたバックハグから その恋は始まった。 諦められない こんなに好きになったのに… 後ろからギューと 情熱的に抱きつかれた それは優しくもあり 彼の好きが伝わり すごく心地よくもあった 私の心臓はドキドキ 胸の鼓動の高鳴りって こういうこと? えー何このキュンとする感覚 えーこんなこと ドラマみたい… こんなに情熱的に恋の告白を受けた こと