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スイッチオン

ある日友達とランチにいった時
今起きてる状況をはなした
わたしは先に進む氣はない

彼女はどうして?
この歳で好きっていってくれる人がいるのに
振り向かないなんて手はないよ
一生のうちにあるかないかのチャンス
見逃す手はないやん!

もう恋なんて…いや恋はしない
傷つきたくないから心を閉したまま
傷つき弱ってたわたしに手を差し出して
くれた夫と結婚した。

もう2度と恋なんて
人を好きになるなんてしないと決めていた

友達の言葉はあまりに衝撃だった
現時点での夫婦関係は愚痴のオンパレードだったから…

よし
少し前に進む
わたしはこの日に決めた

その足で事務所に1人残ってる彼を訪ねた

わたし、少しだけ前にすすんでみるといって
その日初めてキスを交わした

それは初恋のような
甘美な刹那な魅力的なキスだった
抱きしめられる感触
愛おしい人を見る優しい目
わたしの中の鎖がほどけていく…

何度も何度も見つめ合い
優しく唇をかさね
頬に目に耳にキスをされていく
大事に大事に
まるで外国映画のワンシーンのような
甘い甘い時間だった
キスだけでもう満足しちゃうくらい
トキメキとからだのなかに電流がはしる感覚
こんなこと今まで経験したことがなかった

好きだよ
愛おしいものを見る目に
わたしは蜜に吸い寄せられる蝶のようになった


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