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なんスーは面白研究を紹介したい~猫は液体なのか?~

まず初めに、液体の定義としまして液体は、物質の三態(固体・液体・気体)の一つである。気体と同様に流動的で、容器に合わせて形を変える。とあります。そこで猫はどうなのかと言うことが2007年イグノーベル賞で発表されました。
 テーマは「猫は固体かつ液体なのか?」
 定義として、容器に応じて形を変えるのが液体であるというならば、「猫は液体ではないのか」という疑問が生じる、というわけです。
 猫を飼っている人ならばよくご存知でしょうが、猫は箱や袋や器など、いろいろなものに入りたがります。そして、一見自分の体積より小さそうなものにも、体を丸めて、きれいに隙間なく挟まることができます。「なぜそんな小さいものに、わざわざ入り込むのか?」と思ってしまうような小さなスペースにも、きっちりとはまっています。
 猫はもちろん固体ですが、容器に合わせて変幻自在に体の形を変えて納まるのなら、これは液体の定義と同じなのではないでしょうか?
 流動学という学問があります。力が加えられた状態で材料がどのように流動し変形するかを研究する分野です。いつもは硬いアスファルトですが、地面から雑草が生えてくると変形して盛り上がったりします。このように、一見硬い固体でも、ある力が加わると変形する、ということなどを研究する学問です。
 この、流動学の定義をその通りに当てはめてみると、固体である猫は、四角い容器に入れると四角く、丸い容器に入れると丸く変形し、しかも隙間なくきっちりと納まるので、固体でもあるが液体でもある、ということになってしまいます。
今回、「猫は液体か?」と論じたのは、フランスの研究者マーク・アントワン・ファルダン氏。現在、レオロジーの分野で実際に研究されている問題点を証明するために、猫=液体説を取り上げ、見事、イグ・ノーベル物理学賞を受賞しました。
 以上なんスーの面白研究を紹介したいでした。いいねと思ったらスキ、フォローお願いします。

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