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野球と戦略2

高校野球における戦略の階層の下位も考えてみました。


軍事戦略
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作 戦
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戦 術
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技 術


軍事戦略:マネージメント(チーム運営全般)
・練習計画
・練習試合のマッチメイク、ローカル大会の目標設定
・進路保障
・部員勧誘

作 戦 :オペレーション(各大会の戦い方)
   選手起用(特に投手のローテーション)、
ピーキングなど
・いわゆる「結果」が出るとは、この階層での成功 を意味するコトが多い。
・「甲子園」はこの階層の代表的な目標に当たる。


戦 術 :タクティクス(試合に勝つための戦法)
・ゲームメイク(采配)
・選手の運用(打順、継投、選手交代など)
・得点するための戦法(走塁、サインプレーなど)
・失点を防ぐ方法(配球、守備隊形、フォーメーションプレーなど)

技 術 :テクノロジー
・投手力(球速、球質、変化球、牽制技術など)
・捕球、送球、握り替えなど
・打撃技術(飛距離、打撃技術など)
・走塁技術
・基礎体力

下位の階層の方が具体的にイメージしやすいという印象です。

下位の中でも意識して聞いていると、階層が食い違った議論があるなあと感じます。

 私は、階層を意識して他の人の野球論を聞くようにしてから、その人の言いたいことが理解しやすくなったと感じています。

 上位階層で相手に勝ると有利な状況を作り出せます。下の階層での逆転は不可能ではありませんが、かなり厳しいという印象です。

 上位階層で不利な(いわゆる弱小校)場合は、戦術レベルで金星一発狙いのほうがインパクトを取りやすいので、そういうチーム作りをしていて、金星(戦術レベル)は取れても、大会(作戦レベル)では結果を残せなかったな~っと反省しています。

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