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入管問題を本から理解する! 読書感想文企画

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入管問題について多くの方々に知ってもらい理解を深めてもらうために、定期的に入管問題に関する書籍を中心に紹介していく企画です。 BONDメンバーがご紹介します!
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記事一覧

『やさしい猫』中島京子【読書感想文#1】

こんにちは! 私たちBONDは入管問題に取り組む団体です。今回から初の試みとして「BOND×読書感想文」企画を始めます!入管問題について多くの方々に知ってもらい理解を深めてもらうために、定期的に入管問題に関する書籍を中心に紹介していきます。 早速ですが、#1として紹介するのはこちらの作品です! 『やさしい猫』 著:中島京子 感想文の書き手は、BOND学生メンバーのMさんです。ぜひ最後までお楽しみください~ ・はじめに 私は最近まで、日本で外国人が収容されていることを

『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会-忘却させない。風化させない。-2020年前半』、第17章「共感の種を育てるために-コロナ禍で孤立する難民と仮放免の人々」 安田菜津紀【読書感想文#2】

こんにちは! 私たちBONDは入管問題に取り組む団体です。今回の記事は「BOND×読書感想文」企画の第2弾となります。前回に引き続き入管問題に関する書籍を紹介していきます!(#1をまだ読んでいない方はこちらも合わせてご覧ください!) 今回、#2として紹介するのはこちらです! 『定点観測新型コロナウイルスと私たちの社会  -忘却させない。風化させない。-2020年前半』、第17章「共感の種を育てるために-コロナ禍で孤立する難民と仮放免の人々」 著:安田菜津紀 感想文の書き

『ルポ入管ー絶望の外国人収容施設』平野雄吾【読書感想文#3】

こんにちは! 私たちBONDは入管問題に取り組む団体です。今回の記事は「BOND×読書感想文」企画の第3弾となります。 早速ですが今回、#3として紹介する書籍はこちらです! 『ルポ入管ー絶望の外国人収容施設』著:平野雄吾 感想文の書き手は、BOND学生メンバーのKさんです。ぜひ最後までお楽しみください~ はじめにこんにちは。 私は定期的に品川入管、牛久入管で面会活動を行っている学生です。 昨年の入管法改悪反対の動き、ウィシュマさん死亡事件の真相究明・ビデオ全面開示(

『五色のメビウス-「外国人」と ともにはたらき ともにいきる』信濃毎日新聞社【読書感想文#4】

こんにちは! 私たちBONDは入管問題に取り組む団体です。今回の記事は「BOND×読書感想文」企画の第4弾となります。 早いものでもう第4弾ですね。過去の読書感想文記事は、記事末尾からチェックしてくださいね! 今回#4として紹介する書籍はこちらです! 『五色のメビウス-「外国人」と ともにはたらき ともにいきる』信濃毎日新聞社 感想文の書き手は、BOND学生メンバーのSさんです。是非最後まで読んでみてください~ はじめに  日本政府は「移民政策」はとらないとしていま

『マイスモールランド』川和田恵真【読書感想文#5】

こんにちは! 私たちBONDは入管問題に取り組む団体です。今回の記事は「BOND×読書感想文」企画の第5弾となります。 今回#5として紹介する書籍はこちらです! 『マイスモールランド』川和田恵真 感想文の書き手はBOND学生メンバーのKさんです。最後までぜひ読んでみてください~ はじめにあなたは「しょうがない」という言葉で、どこまでの状況を諦められますか? 例えば...... お茶をこぼした。 乗りたかった電車を逃した。 飼い猫が迷子になった。 お金がないか

『ようこそ、難民!100万人の難民がやってきたドイツで起こったこと』今泉みね子【読書感想文#6】

こんにちは! 私たちBONDは入管問題に取り組む団体です。今回「BOND×読書感想文」企画の第6弾として紹介する書籍はこちらです! 『ようこそ、難民!100万人の難民がやってきたドイツで起こったこと』今泉みね子 書き手は学生メンバーのKさんです。最後までご覧ください~ はじめにある日、難民の子がクラスに転入してきたら、あなたはどうしますか? 今回紹介する本の主人公は、ドイツに暮らす小学生の男の子です。彼は、周りの人や社会を通じて難民と関わり、自分の考えをもつようになりま

『外国人差別の現場』安田菜津紀・安田浩一【読書感想文#7】

こんにちは! 私たちBONDは入管問題に取り組む団体です。今回「BOND×読書感想文」企画の第7弾としてこちらの書籍を紹介します! 『外国人差別の現場』 安田菜津紀・安田浩一 書き手は学生メンバーのMさんです。ぜひ読んでみてください! はじめに「差別は良くないこと」という認識は多くの人に共有されているはずなのに、なぜ国家機関による人権侵害が黙認されているのか。現状を知れば知るほど、これを無責任に放置できてしまうことの恐ろしさを、強く感じるようになりました。 入管問題、