2020/02/13 「映画のケレン味ってなんだ」
・今日はシフト日を間違えてバイト先へ行ってしまい、「せっかくだから」と賄いだけいただいて帰ってきた。ありがたい職場だ。
・つまり暇になったのでドロヘドロの最終巻を買って帰ろうとしたら、どこにも置いてなかった。ざむねむ(残念)
・暇潰し候補の繰り上げが何回か行われ、帰宅してNetflixでいくつかモンスターパニック映画を観ることにした。結局シャークネード、ワールドウォーZ、シンゴジラの3つを観た。
・結果全部面白かった!!!勝利!!!モンパニ!!
・モンスターパニックというジャンルが割と好きなんだけれども、「苦手、観る気がしない」という人も世の中には一定数いる。私の家族なんかは全員かなりの映画好きだけどもモンスターパニックがあまり好きではなく、年末年始などに帰省して家族で映画を観る際などはモンスターパニックものは真っ先に候補から外れてしまう。
・モンスターパニックを観ない人達の言い分も理解はできる。主人公以外の登場人物はバタバタとモンスターにやられていく。ご都合主義的な展開も多いし、サブキャラなどが主人公達を助けるための舞台装置のように死んでいくことも多々ある。正直ストーリーや統合性などはあってないような作品も多い。そういうツッコミ所を我慢できない気持ちはわかる。
・この好き嫌いの違いは映画のおもしろさというものをどこに見出してるかにもよるのかな、と思う。「ストーリー」とか「メッセージ性」とか。
・その中で自分は何に重点を置いて映画を評価(あまり好きな言い方ではない)しているのかなと考えると、勿論観る映画のジャンルによって違うけれども、ことモンスターパニック映画においては「キャラ」と「ケレン味」なのかな。
・「キャラ」はわかりやすい要素で、モンスターパニックというジャンルでは最後まで生き残る主人公達は好感度の高い人物であることが望ましいし、主人公たちを助けたりあるいはピンチに陥らせたりするサブキャラクターは視聴者の目を引く尖ったキャラクターであることが望ましい。極端に信心深いおばさんとか、ブロンド巨乳のお姉さんとか、頼りになる軍人とか。
・じゃあ「ケレン味」ってなんだろう。まず言葉の意味を厳密に知らない。
【意味】けれんみとは、はったりを効かせたり、ごまかしたりすること。ケレン味。
・辞書の意味だとそうらしい。「はったりを効かせる」というのは理解できるけども、「ごまかしたりすること」というのはどちらかというとマイナスイメージにつながる。
・映画におけるごまかしってなんだろうと考えると、いわゆる「つまらない部分の省略」なのかなと考えた。
・現実で起こりうるであろう移動時間であったり、銃に撃たれた後のリアルかつ地味な倒れ方だったりとかを徹底的に削ぎ落として見どころだけを描写するのは「引き算のケレン味」なのだろう。
・また逆に、現実を詳しく描写することでケレン味を加えるケースもある。シンゴジラなどはいい例だと思う。「行政機関における意思決定」というモンスターパニックではあまり重要視されずカットされがちな部分を徹底して「写実的に誇張」することで、はったりを効かせている。これは「足し算のケレン味」だ。
・ケレン味は雑味にもなりやすい。足し算だろうが引き算だろうが、多すぎればバランスは崩れるし観てる方は胃もたれしてしまう。そしてモンスターパニックものは往々にして雑味が多い(気がする)。
・この雑味をぺろりと行ける人と行けない人が、モンスターパニックが好きか好きじゃないかの違いになるんじゃないかな、と思ったりする。
・こういうどうでもいいこと言いたいからNote始めたので、とても満足している。
・今日は暖かかった。
・きたねえゆきだるま。
うなじゅう(欲望)