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頼る・甘えるのが苦手な人

「他人に迷惑を掛けないように」
おそらく多くの人がそう言われて育ったかと思います。

その言葉に素直に従い「『迷惑』を掛けないよう何でも自分一人でやらなきゃ」
そんな風に生きてきた方も多いでしょう。
私も「お姉ちゃんでしょ(だから我慢しなさい)」と言われて育ち、黙って大人しくしていると褒められたので、余計な事はせず子供なりに迷惑を掛けないよう生きてきたつもりです。
「手の掛からないしっかりした子」と言われるのが何よりも嬉しかった。
迷惑を掛けなければ親に愛されるのだと。

でも、可愛がられたのは弟の方でした。

愛されたのは親の言う事を従順に守る姉ではなく、ワガママ放題で親に「迷惑」ばかりかけている弟。
学校でも先生が気にして可愛がるのはいつも注意されているあの子の方。

私だって愛されたい。

「甘えていいんだよ」「頼っていいんだよ」
と云われても全くわかりませんでしたが、最近やっと理由がわかりました。

自分に寄ってくる猫って、かわいい。

どういうことかといいますと、自分にすり寄って甘えてくる猫と、
遠くでそっぽを向いている猫、どちらが可愛く思えるかということです。

だからといって、すぐに人懐こく出来たら苦労はしません。
頼ること=迷惑だと結びつけてしまっているので。

誰かに頼れない私は、人に感謝されることで承認欲求を満たしていました。
誰かの役に立つことが自分の存在価値そのものだったのです。
それは他人も同じことで、私がAさんに頼ると、Aさんは他人(私)の役に立てて嬉しいと感じることができるのです。

私が人に頼ることが相手の役に立つんです!
それでもやっぱり迷惑かもと心配になってしまう。
そんな時は、自分を猫だと思って行動します。
猫が寄ってきたらみんな幸せ。だから大丈夫。
 
可愛い猫、目指しましょ。

※2024年4月14日大幅改訂

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