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伝わる漫画を描くために

現在、私は10月に開催予定の「北海道COMITIA20(北ティア20)」に向けて新刊漫画の準備をしているところです。ちなみに申し込みはまだです。

スケジュールと現在の進捗

現在8月ですので本文(=下書き)に入っていなければいけないのですが、表紙すら完成していません。
今はその作業と並行してネームを直しています。

ネームを客観的に読む

最初のネームはほぼスケジュール通り完成させ、翌日に読み返して確認。友人にも見てもらい、何も言われなかったので一安心していました。
その直後に少し体調を崩して寝込んでしまったので5日ぶりに自分のネームを読み返しました。
5日も経てば客観的な視点で見られるわね。怪我の功名だわと思っていたのですが……いやビックリ。

「(最初のページを見て)なんかダルいな
読み続けても特に引き込まれず、淡々と話が進んでゆく。
ただ、ダルい。病み上がりだからではなく。

「あー、テンポが悪いんだわ
クライマックスもイマイチ盛り上がらないし、最後は結局どう着地した?
あ、終わったけど何も感じなかったな……。

批判的な視点ではなく、何も考えずに読んで感じた素直な感想です。
作者本人がこんな風に思うくらいですから、読者はその何倍もキツイでしょう。ネームを見てくれた友人、ごめん。
ちなみに完成直後は「よく描けた!」くらいに思っており、面白くないとは全然感じませんでした。

ネームの目的

漫画制作で一番重要なネーム。
私はこれが一番苦手です。コマ割りやキャラクターの配置など考えることが多すぎて時間も掛かります。
昨年、ネームの完成が遅れて3週間で原稿を仕上げる羽目になった嫌な思い出があり、とにかく早く仕上げなければと焦っていました。
漫画を面白くするための作業なのに「ネームを完成させる」のが目的になっていたんですね。そんな漫画が「伝わる」わけがない。

何のために漫画を描くのか。
私の「好き」に共感してくれたら嬉しい。
オリジナルキャラクターの可愛さを自慢したい。
人生こんなこともあるけど悪くないね。と思ってもらえたら。

そう考えたら全体の1/3を直すくらい辛くは……いや辛いですが、駄作を読ませる方が辛すぎる。
しっかり見直して「伝わる」漫画にするべく頑張ります!

それと並行して文フリ札幌の原稿も忘れずにね……。

※8月18日追記
全体の1/3を直すのではなく1/3しか残らなかった……それは書き直しって言うんですよ……

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