ギタリストは2種類に分けられる
皆様、おはようございます。
私はギタリストとして活動してきて、ギタリストには2種類の人がいると感じました。
"演奏家としてのギタリスト"と"芸人としてのギタリスト"です。
一般的に想像されるのは演奏家としてのギタリストだと思います。楽曲を合理的に演奏し、視聴者に届けるギタリストです。
一方で芸人としてのギタリストとは何なのか？演奏において非合理的であっても視聴者の仰天を狙うギタリストです。
私が大学生のとき、YouTubeの動画で流行っていたのが幻想即興曲や月光第三楽章などのようなピアノ速弾き曲をギターで弾くというものでした。もちろんこれらの曲を全てギターのピッキングで弾き切るのは非常に困難なのですが、動画では曲のほとんどをタッピングで乗り切っていました。本来のギターの演奏ではタッピングはアタックが小さくエンベロープと混ざってしまうため抑揚に乏しい技巧であり、頻繁に用いることは敬遠されます。
しかし、視聴者はタッピングのダイナミックな動きやピアノでも難解な曲をギターで弾けていることに驚愕します。私も、よくこんなことやろうと思ったなぁ・・・と当時感じました。
もちろん、音楽家からはこんなものはギター演奏じゃないと言う意見が出るかもしれませんが、視聴者の側からすれば偉大な音楽家なんてのはどうでもよく、見聴きして感動することが大事なのです。
本当に素晴らしいギタリストは演奏家としても芸人としても振舞えるギタリストだと思います。
まあ、どんなギタリストになりたいかは人の勝手なんですけどね(^^;)
ちなみに私の好きなギタリストはいっぱいいますがもっと評価されても良いのになと思うのは吉本興業の松浦真也さんですね。最近CMに出ていてうれしいです。
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